43 side五条 ページ46
恵、自分よりちっちゃい子見た事ねぇの？
妹が産まれたよってぐらい、Aの事見ては、
ぱぁって、目輝かせてた。
｢お前もお兄ちゃんになったなぁ｣
｢、、、ふん｣
A膝に乗せたまま恵の頭撫でるとウザそうな顔で見てきやがったコイツ。
｢ほらほら、お雑煮出来ましたよ｣
｢おもちー！｣
膝の上でぴょんぴょん跳ねるAが可愛すぎて
恵のクソガキ感とかどうでも良くなった
お雑煮頂いて、ちょっと津美紀とAが遊んで、
Aのお昼寝の時間が近づいてきたし、
｢そろそろ帰ろっか｣
A抱っこして玄関に行くと、
｢また遊ぼうな。A｣
｢なにそれどういう事？A好きになった？
ねぇ恵、ねぇ、Aに恋しちゃったってこと？｣
｢五条さん！
さすがに3歳に恋するとかとんだ性癖でしょ！
どう考えたらそういう考えに辿り着くの！
落ち着いて！｣
津美紀に抑えられ、正気に戻ったわ。
そりゃそうか、そうだよな。
｢五条さん、さすがに親バカすぎだろ｣
恵が呆れた顔で見てきた、
待って？小学生ってそんな表情できるんだっけ？
｢パパ、？｣
ぺちぺち僕の頬っぺ触ってくる天使に癒される
｢さて、帰ろっか。じゃ、またね〜｣
2人にバイバイして高専に戻る帰り道、
｢あのねーおえかきしたの｣
そういえば、津美紀とお絵描きしてたなー、
｢パパに！｣
4つ折りにされた紙を開くと、
白い紙に青い目、サングラスかけてる笑顔の人が
描かれてる
これ、僕じゃん、、、
3歳児のクオリティ上回ってると思う。
ぇえ！上手っ！僕描いてくれるとかまじ天使すぎじゃん
｢ありがとぉぉお！A〜｣
嬉しさのあまりぎゅーってきつく抱きしめちゃって
Aはぐったりしちゃった。てへぺろ
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作者名：まゆか | 作成日時：2020年12月11日 12時
