21 side五条 ページ23
今日は任務無いし、今日は1日Aと遊べるっ！
ごはん食べ終わって僕が片付けしている間、
Aは窓に張り付いて雪を見てる
雪で遊びたいのかな？
昨日の任務帰りに、子供服売ってるお店見かけて
Aに合うのあるかなって思い
ちらっと入ってみたらうさぎの着ぐるみが売ってて
即買いだよね。
昨日のうちに洗濯して乾かしたから
今、着させてるけど
後ろ姿、まじで、、、、白うさぎ、笑
洗い物で手濡れてたけど、
連写だわ。
｢A〜｣
｢あーい｣
僕の方に駆け寄ってくるAに目線が合うように
しゃがんだんだけど、
僕の真似してしゃがんで見上げてくる
きゅんっ
｢今日ね、僕お休みなんだ！
だからAと沢山遊びたいな〜｣
｢ほんと！？さとると遊べるの？｣
わぁっ！嬉しそうにしてぴょんぴょん跳ねてる
こんなに喜んでくれるとか最高すぎる
｢うん！何して遊ぶ？｣
｢ゆきだるま作りたい！｣
｢よーし！特大作っちゃおー！｣
｢おー！｣
ねぇ、見て。見てよ。
ねぇ、誰か。。。
ちっっっっちゃい手でさぁ、
きゅっきゅっって必死に雪握ってんの！
僕はね、ビデオカメラの電源つけたよ。
｢できたー｣
両手上にあげて、ふふーんって笑ってるAの足元見ると、
ちっちゃい雪だるまが５体
｢これがやがせんせーで、こっちがしょーこおねぇちゃん！｣
指さして説明してくれた雪だるまが
挟んでるあとの3体は？
｢これは？｣
｢さとると薬売りさんとわたし！｣
写真撮って即硝子に送るわ
か〜わいい〜
自認だよ。デレデレですよ。なんか文句あるか。
｢あ！さとる！おっきいの！おっきい雪だるま作る！｣
｢うんうん！｣
またちっちゃく雪握って、コロコロ頑張って転がしてる
ムービー撮りながら僕も雪玉を転がして行く
あっという間にAの身長軽く越した雪玉ができた
｢Aが作った雪玉を頭にしよっかぁ｣
｢うん！｣
よいしょっと乗せて雪だるまができた。高専の庭に。
｢よーしお目目つけよっか！｣
石とか葉っぱ拾い、Aを抱っこして
雪だるまの頭部分に届くようにすると
楽しそうに雪だるまの顔を作ってく
｢できた！｣
え、センス良くない？4歳の子供だよね
木の枝のカーブ使って口つけてるし
石で目、葉っぱで鼻、
すげぇなおい。
｢おー、またでっかいの作ったな｣
硝子と夜蛾先生のご登場ですか
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作者名：まゆか | 作成日時：2020年12月11日 12時
