すれ違う2つの心は

79th Love ページ34

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昂秀「…………ねぇ、いいって言ったよ？言ったけどさ、もうちょっと離れてもらっていいかな？」



「いいじゃん！でね？聞いてよ昂秀」





こっちはやっとのことでWiFi繋いでゲームしてるってのに。



翔平さんと壱馬さんと3人で。



そんな中、果歩は俺の腕に自分の腕を絡めてずっとかまちょしてくる。



飲んでいいとは言っていいけど、ゲーム中に絡みついてくるのはナシでしょ。



いやいや、負けるんだけど俺。





「で、それでね？慎が村崎さんと一緒に相合傘してたの！有り得なくない？」



昂秀「でも、果歩はまこっちゃんの彼女じゃないでしょ？」



「…………いや、そうだけどさぁ」





腕にしがみついて話すのはまこっちゃんと壱馬さんの喧嘩の件。



まこっちゃんが村崎さんとかいう人と一緒に歩いてて嫉妬したんですって。





「で、それでね、壱馬くんがそれを私に見せないようにって抱きしめてくれたんだけど、見えちゃったの」



昂秀「おぉー壱馬さんやるじゃん」



「…………それゲームの方？それとも私の話？」



昂秀「んー、どっちもかな」



「ねぇ、私は真面目なの！ゲームじゃないの！」





そんなん言うんだったら告ったらいいのに。



隣でブツブツと文句をお経のように唱えている果歩を横目に指を動かす。



まさかあのまこっちゃんがあんな風に反抗するとも、壱馬さんがあんな風に怒るとも思ってなくて内心ヒヤヒヤしてたけど、果歩の話を聞いてるとまぁ、まこっちゃんがそうなるのも分からなくもないってとこ。



壱馬さんはメンバーの中でも一番まこっちゃんの相談に乗ってたし応援もしてた。



勿論それは現在進行形のはず。



でも果歩と壱馬さんが抱き合ってる場面だけを見ちゃったまこっちゃんは壱馬さんに裏切られたって思ってるんだろうな。





昂秀「複雑だなぁ」



「……」



昂秀「……寝てんのかよ、こいつ」





ゲームを一時中断させて、大人しくなった果歩を起こさないようにゆっくりと腕を外してソファに寝かせる。





両片想いなんてそんなの辞めちゃえばいいのに。



メンバーだって皆応援してるのに、2人して素直じゃないから苦しいんだ。





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長らくサボりました。申し訳ございません。



最近話が浮かんでこない〜！！！また本日から頑張りますね_(._.)_





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