episode295 ページ45
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「キーパーに関しては、ウッドほど適任は居なかっただろうな」
リーが唸って言った。
オリバー・ウッドは誰もが認める最高のキーパーであった。
その後を任される選手は、それ相応の期待やプレッシャーを感じることになるだろう。
「ああ。だけど、試合前の演説があんなに長ったらしいやつも居なかっただろうぜ。＿＿あれに関しては、ワールドカップにだって出場できる」
フレッドがニヤリとして言う。
ジョージ、リー、Aが声を揃えて笑った。
・・・・・
金曜の朝。
Aがジニーと共に大広間で朝食を取っている時、珍しく、あるふくろうがAの元へやってきた。
そのふくろうはAの手に一枚の手紙を落とし、Aの頭の上を数回飛び回ってから大広間を後にする。
「珍しいわね。誰から？」
ジニーが聞いた。
Aは「さあ」と答える。
Aは両親からの手紙も、ドラコのように頻繁に届くわけではなかったので、両親からの手紙とも思えなかったのだ。
Aは封筒を見回したが、そこには送り主の名前も書かれておらず、まっさらだった。
むしろ、手紙はどこかに落とされてしまったのか、少し泥が付いている。
Aは何か怪しいものを見つけるように、手紙を観察する。
だが、何の変哲もないただの手紙に見えただけだ。
「……開けてみたら？」
ジニーが手紙を見つめたまま開こうとしないAを、じれったそうに見て言った。
「ええ……」
Aは
だが、ふいに気が変わったかのように思いとどまり、剥がれた封蝋を直す。
剥がれた封蝋の破片がテーブルに落ちた。
「＿＿やっぱりあとで開けてみるわ」
Aが言う。
「誰からのものなのか分からないし」とAはまるでごまかすかのように付け足す。
手紙の中身に興味を持っていたジニーは少し落胆したかのようだったが、それ以上催促はしなかった。
少し遠くで悪戯三人組のフレッドとジョージ、そしてリーが、他の寮の生徒たちにいたずらグッズを売り出している声が聞こえている。
グリフィンドールの監督生であるハーマイオニーが怖い顔で、その三人を見つめていた。
呆れて物も言えないようだった。
Aはそんな光景をよそに、手紙をローブのポケットに突っ込んだ。
・・・・・
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
