episode291 ページ41
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「しかし、あなた方は、これまでたいへん無責任な魔法使いたちに
アンブリッジの大口に意地悪い笑みが浮かぶ。
「非常に危険な半獣もいましたね」
教室が凍りついた。
Aは額に青筋を立てる。
アンブリッジが言っているのは、紛れもなく狼人間のルーピン先生であったからだ。
ルーピン先生は『闇の魔術に対する防衛術』の教師の中で、Aが一番尊敬し、生徒達に好まれている先生であった。
「なんてことを＿＿！」
Aが怒鳴った。
「ルーピン先生のことをおっしゃっているなら、ルーピン先生は今までで最高の先生でした！私たちに役立つ呪文をたくさん教えて＿＿」
「ミス・マルフォイ！」
アンブリッジがまたしてもAの言葉を遮った。
「やはり、この学校の教育方針は間違っているわね。みなさんは、年齢にふさわしくない複雑で不適切な呪文を＿＿しかも命取りになりかねない呪文を＿＿教えられてきましたね。
恐怖に駆られ、一日おきに闇の襲撃を受けるのではないかと信じ込むようになったのです＿＿」
アンブリッジはAを憐れむように見つめて言う。
「試験に合格するためには、理論的な知識で十分足りるというのが魔法省の見解です。結局学校というものは、試験に合格するためにあるのですから」
「じゃあ、試験には実技がないってことですか？」
生徒の一人がアンブリッジに聞いた。
アンブリッジはその生徒の方へ向く。
「理論を十分に勉強すれば、試験という慎重に整えられた条件の下で、呪文がかけられないということはありえません」
「理論だけではどうにもならないことだってあります」
Aが大きな声で言った。
Aが口を挟むと、アンブリッジはAを睨めつけるように見上げる。
だがすぐに冷静さを取り戻すよう、口元に笑みを浮かばせた。
しかし、無理に笑みを作ったために、口元が変に歪む。
「……ミス・マルフォイ。発言する時は挙手してからよ。そして、グリフィンドール五点減点です。次からは授業態度を改めるように」
アンブリッジは冷たく言い放ち、授業を再開させる。
だが、Aが再び口を開こうとしたがために、Aの口を呪文で無理に結び、Aはただ諦めて座るしかなかった。
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
