episode282 ページ32
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すると、グリフィンドールのテーブルに座るロンの声が聞こえてきた。
「『魔法史』、『魔法薬学』が二時限続き、『占い学』、二時限続きの『闇の魔術防衛』……ビンズ、スネイプ、トレローニー、それにあのアンブリッジばばぁ。
これ全部一日でだぜ！フレッドとジョージが急いで『ずる休みスナックボックス』を完成してくれりゃなあ……」
「我が耳は聞き違いしや？」
フレッドが、ジョージと一緒にハリーの横に無理やり割り込んで座った。
ハリーの隣に座っていたロンが、割り込んできたジョージにはじき飛ばされ、バランスを崩し、椅子から落ちる。
落ちた弟を、兄二人はけらけらと笑った。
Aは椅子から落ちたロンに手を貸してやり、立ち上がらせる。
「ホグワーツの監督生が、よもやずる休みしたいなどと思わないだろうな？」
フレッドが言う。
ロンはローブについた埃を払って、「今日の予定を見ろよ」とフレッドの鼻先に時間割が書かれている羊皮紙を勢いよく突きつけた。
「こんな最悪な月曜日は初めてだ」
ロンが不平たらたらに言う。
フレッドは、突きつけられた時間割の月曜の欄を見て、「もっともだ、弟よ」と。
Aがハーマイオニーの隣に腰掛けると、ハーマイオニーがAをじっと見て口を開いた。
「昨日の夜はどこにいたの？戻ってこなくて心配してたのよ」
「ああ、ごめんなさい。私、えっと……」
Aは口ごもった。
素直に、『男子寮にいました』とは言いにくいことでしかなかったのだ。
「＿＿Aは、昨日俺たちの部屋に居たんだ」
Aが口ごもっている隙に、ジョージが言葉を放った。
ハーマイオニーは目を丸くし、Aに答えを求めるように見つめた。
Aはカッと顔が熱くなるのを感じる。
ハリーとロンが顔を見合わせ、赤くなったAを見てニヤニヤした。
「まあ、そんなことより」
ハーマイオニーがAに何か言う前に、フレッドが話し始めた。
「ロン、よかったら『鼻血ヌルヌル・ヌガー』を安くしとくぜ」
「どうして安いんだ？」
ロンが疑わしげに聞いた。
フレッドがニヤリと笑う。
「なぜならばだ、体が萎びるまで鼻血が止まらない。まだ解毒剤がない」
ジョージが
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
