episode281 ページ31
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「そりゃあ、Aが俺たちと寝たいって言ってくれたからさ」
フレッドがニヤニヤして言った。
リーはフレッドの言葉に、訝しげな顔をする。
「どうせ、お前らが連れてきたの間違いだろ」
「信用ねえな」
「そんなの、Aの顔見れば一目瞭然だぜ」
リーは呆れて肩を竦めた。
フレッドとジョージがAを見る。
たしかに、Aの表情は否定を表していた。
「まあ、いいや。早く朝食に行こうぜ」
リーが欠伸を噛み殺して言う。
四人ともベッドから降り、談話室を抜け、大広間へと向かう。
大広間に入った時、グリフィンドール生であるアンジェリーナ・ジョンソンが寄ってきた。
「やあ、みんな。＿＿私、グリフィンドール・クディッチ・チームのキャプテンになったんだ」
アンジェリーナがきびきびと言った。
「そりゃあいい。アンジェリーナがキャプテンなら、ウッドみたく、長ったらしい演説は無いんだろう？」
フレッドがけらけらと笑って言う。
アンジェリーナも笑って口を開く。
「さあね、それはどうだろう。＿＿とにかく、オリバーがもういないから、新しいキーパーを募集するんだ。金曜の五時に選抜するから、チーム全員に来てほしい。いい？」
「「ああ」」
グリフィンドールのクディッチチームの選手である、フレッドとジョージが頷いた。
アンジェリーナは満足そうに笑みを見せると、「じゃあ、また」とその場を去って行った。
「俺、アンジェリーナと食べてくる！」
リーがアンジェリーナの後ろ姿を見て一言言うと、Aたちの言葉も聞かないうちにアンジェリーナの元へ駆けて行った。
「まったく、あいつは……」
ジョージが呆れた。
「まあいいじゃないか。それより、Aはクディッチに興味ないか？」
フレッドがAを見て聞く。
Aは少し迷った。
興味がないわけではないが、観戦するのと選手になるのは全くの別物だ。
Aは人よりも上手く飛べると言うこともなかった。
むしろ、少し下手なくらいだった。
「私、飛ぶの上手くないから無理ね」
Aは苦笑いして言う。
「そんなことないだろ？」とフレッド。
「Aが選手になるなら、俺たち練習だって何時間でもやっちまうぜ」
ジョージが笑って言った。
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
