episode278 ページ28
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すると、いきなりフレッドがAに顔を近づけた。
Aはたじろぐ。
「＿＿俺たちの部屋で寝るか？」
フレッドが囁く様に言う。
「え？」
Aは、あまりに突然な誘いに、ぽかんとして聞き返した。
ジョージがニヤリと笑った。
「そりゃあ、いい考えだ」
ジョージはそう言うと、Aの左腕を掴んだ。
「そうだろ？」
フレッドもニヤリと笑って言うと、Aの右腕を掴む。
そして、Aの返事も聞かないまま、ずるずると引きずる様にAを連れた。
「ちょっと待って！＿＿待ってってば！」
男子寮へと連れ込まれる前に、慌ててAが言った。
Aは、引かれる腕を振り解こうとするも、フレッドとジョージによって、だんだんと男子寮へと近付いていってしまう。
「私、一緒に寝るなんて言ってないわ！」
「だーめ。もう決まったことだから」
フレッドが意地悪く言う。
なんとか足を踏ん張って男子寮へと入ることを阻止しようとしたAだったが、その抵抗も虚しく、数十秒後には男子寮の中へと連れられていた。
男子寮へと足を踏み入れてしまうと、Aはもう諦めたのかほとんどの抵抗をやめていた。
そのままフレッドとジョージの寝室に連れられると、部屋の奥で、双子と同室であるリーが寝息を立てているのが微かに聞こえる。
部屋は女子寮よりもはるかに散らかっており、フレッドとジョージのベッドの周りには悪戯グッズが散乱していた。
「フレッド。ここ片付けろって言ったろ」
ジョージはAの腕を離し、ベッドの上にある悪戯グッズをどかす。
その隙を見計らった様に、フレッドがAの体を引き寄せ、自分のベッドにAもろともダイブした。
「A〜！」
フレッドがベッドの上で、Aを抱きしめて嬉しそうに笑う。
Aは苦しげにもがいた。
「待てよ、独り占めはなしだろ」
ジョージがフレッドを睨んだ。
だが、フレッドは気にせず、Aをより強く抱きしめて「Aは俺と寝るよな？」と。
「だから、私は一緒に寝るなんて一言も＿＿」
「ほら、Aも俺と寝たいって」
Aの言葉を遮ってフレッドが言う。
Aはフレッドを軽く睨んだが、フレッドはニヤニヤとした笑みを向けるだけだった。
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
