episode272 ページ22
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やがて、どこからともなく食べ物が現れた。
大きな肉料理、パイ、野菜料理、パン、ソース、かぼちゃジュースの大瓶。
フレッド、ジョージ、リーが嬉しそうに食事にありつき始める。
Aはダンブルドアに目をやりながらも、久しぶりのホグワーツの食事を前にして、我慢はならなかった。
ローストポテトを切って口に入れ、パイも口にする。
そして、その後は糖蜜パイを自分のお皿に一つ盛って、食べた。
両隣のフレッドとジョージが、どんどん糖蜜パイをAの皿に乗せていったので、Aの皿は糖蜜パイで溢れてしまう。
「こんなに食べれないわよ」
Aは自分のお皿を見て言った。
「好きだろ？糖蜜パイ」
フレッドが言った。
「好きだけど、さすがにこんなには食べれないわ」
Aは笑ってそう言いながら、フレッドとジョージ、そしてリーのお皿に糖蜜パイを分けた。
四人で糖蜜パイを食べ、最後の方はその甘さにうっとおしくなりそうになりながらも食べ終わる。
大広間のガヤガヤがまた立ち昇って来た時、ダンブルドアが再び立ち上がった。
・・・・・・
ダンブルドアが立ち上がると、騒がしかったテーブルはすぐに静まり、生徒達は校長のほうを向いた。
ダンブルドアが話し始める。
「さて、またしてもすばらしいご馳走を、みなが消化しているところで、学年度始めのいつものお知らせに、少し時間をいただこう」
Aの隣では、眠気が来ているのか、フレッドが欠伸をした。
すると、それがフレッドの隣に座っていたリーにも移る。
「一年生に注意しておくが、校庭内の『禁じられた森』は生徒立ち入り禁止じゃ＿＿上級生の何人かも、そのことはもうわかっておることじゃろう。
管理人のフィルチさんからの要請で、これが四百六十二回目になるそうじゃが、全生徒に伝えてほしいとのことじゃ。
授業と授業の間に、廊下で魔法を使ってはならん。その他もろもろの禁止事項じゃが、すべて長い一覧表になって、いまはフィルチさんの事務所のドアに貼り出してあるので、確かめられるとのことじゃ」
大広間の隅で、フィルチの猫のミセス・ノリスが一つ鳴いた。
禁止事項は、だいたいの生徒が気にしていない為に、フィルチは毎度毎度手を焼いているようでうんざりした顔で生徒達を見ていた。
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
