episode266 ページ16
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「＿＿また、ホグワーツでね」
Aは、ハリー達のコンパートメントを去る時、口にした。
・・・・・
汽車がいよいよ速度を落とし始め、生徒達は急いで荷物やペットを集めて降りる支度を始めた。
あの後、ドラコ達のコンパートメントへと戻ったAはパンジー・パーキンソンと会った。
どうやらパンジーも監督生に選ばれたらしく、ドラコと同じようにローブの胸に監督生バッジを輝かせていた。
ホグワーツ特急がホグズミード駅に停車し、皆が荷物を持って降り始める。
ドラコ、パンジーが先頭に立って歩み始めた。
Aはその後に続く。
クラッブとゴイルが、Aを今度こそは逃がさないようにと後ろに着く。
汽車から出ると、ホームには冷たい夜風が吹いていた。
出口へと向かう。
時折、パンジーがAを振り返り、不愉快そうに睨んだ。
人が群がるホームから出ても、生徒達の群れは列を成し、馬車へと続いている。
ドラコがその群れをうっとおしそうに見て、近くにいた生徒達を押し退けて進む。
すると、前方に一人立ち尽くす女子生徒が居た。
辺りをキョロキョロと見回し、不安そうな表情を浮かべている。
新入生で間違いはないだろう。
「邪魔だ！」
ドラコがその一年生に目を付けると、強く押して転ばせた。
「きゃ！」
一年生はなす術なく地面に顔を打つ。
しかし、ドラコは悪びれる様子も無く、無様に転んだ一年生を見て、笑い声を上げる。
クラッブとゴイルも笑い、パンジーもニヤニヤと笑みを浮かべていた。
「何してるのよ！」
Aが転んだ一年生に駆け寄って、ドラコに怒鳴る。
「邪魔だったからどかしたんだ。僕が何か悪いことをしたか？」
ドラコが言った。
「ええ、したわよ。早く謝って」
Aも負けじと言う。
ドラコは、転んだ一年生を一瞥すると、口を開いた。
「お前は僕が悪いことをしたと思うか？」
ドラコが聞いた。
一年生はすっかり怯え、ドラコから目を逸らし、口を結んだ。
ドラコは鼻で笑い、「こいつも何も言わないんだから、いいだろ」と。
Aは怒りをぶつけたかったが、一年生を起き上がらせ、ローブに土を払ってやる。
「大丈夫？怪我してない？」
一年生の顔についた土を拭いながら、Aは聞いた。
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
