episode264 ページ14
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Aはクラッブとゴイルが追いかけて来ていないか、後ろを確認しながら揺れる通路を進む。
抱えている重いトランクが、時折、通路の端にぶつかって大きな音を立てた。
一つ一つコンパートメントを覗き、友人達を探す。
だが、なかなか見つけることが出来ず、最後尾の車両まで来てしまった。
しかし、ハリー達の姿があるコンパートメントを見つける。
だが、コンパートメントは意外な組み合わせで埋まっていた。
ハリー、ルーナ、ネビル、ジニー、ロンにハーマイオニーだ。
Aはその意外な組み合わせに、一瞬目を丸くしたが、見つけられた友人達のコンパートメントの扉を開く。
「＿＿ハーイ、A」
ルーナが、扉を開けたAを見て、ひらりと手を振った。
Aも「こんにちは、ルーナ」と手を振り返す。
すると、ジニーとハーマイオニーが迎えてくれる。
ハリーとネビル、ロンはAに手を振った。
Aは、久しぶりに会えた友人達に嬉しさで顔を綻ばせる。
「皆、久しぶりね。＿＿ああ、そうだ。フレッドとジョージを見なかった？」
Aが聞いた。
「兄貴達なら、ずっと向こうだぜ？」
ロンが答えた。
「そうだったのね」
Aはだいたい予想していた回答に、眉を下げた。
来た通路を戻っていくならば、ドラコ達がいるコンパートメントを通ることになる。
ドラコ達に気付かれずに向かうのは難しいだろう。
だが、このコンパートメントにはAの座るスペースは無いため、戻るしか無い。
Aは肩を落とした。
ふと、Aは、ロンのローブの胸に光るものを見つける。
「あら？ロン、あなた監督生になったの？」
「え？」
ロンが驚いた表情をして、慌てて監督生バッジを手で隠した。
「なんで隠すのよ。すごいじゃない！」
Aはロンの反応に笑い声混じりで言う。
ロンは照れくさいのか、バッジを隠したまま目を泳がせた。
すると、ハーマイオニーが突然立ち上がってAに近寄った。
皆が不思議そうにハーマイオニーを見る。
ハーマイオニーは、一つ咳払いをし、何か言いたげにAをちらりと見た。
Aは、ハーマイオニーの胸にも光っている監督生バッジに気付いた。
ハーマイオニーも、Aに褒めて欲しかったのだろう。
Aは思わず笑みをこぼして、口を開いた。
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
