episode262 ページ12
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「なにじゃないだろ。僕が言ったことをもう忘れたのか？」
ドラコが言った。
Aは先日のドラコの言葉を思い出し、眉を寄せる。
「＿＿あんなの馬鹿げてるわ。そうしろって言われても無理よ。急にどうしてあんな事言ったの？」
「急じゃない。いつも言ってただろ。お前が好き勝手やってたから、父上も母上も呆れてるんだ」
「なら、ずっと呆れててもらって結構だわ」
Aは、つんとした口調で言った。
リーが、言い争うドラコとAを交互に見る。
「減らず口を叩くな。＿＿クラッブ、ゴイル、連れてけ」
ドラコは溜め息を吐き、ドラコが言った。
クラッブとゴイルは言われた通り、Aを汽車の中へ連れて行こうとする。
「ちょっと＿＿！」
Aの腕を引いて汽車の中に連れて行こうとするクラッブとゴイルに、Aは抵抗し、二人の手を振り払おうとした。
だが、Aの力では到底敵わず、抵抗も惜しく、汽車の中に連れ込まれてしまう。
リーが慌ててAを追いかけようとした。
だが、その前にドラコが立ち塞がる。
リーがドラコを睨みつけた。
「＿＿いくら兄貴だからって、これはちょっと強引すぎやしないか？」
リーが苛ついてドラコに言った。
ドラコが自分よりいくぶん背の高いリーを見上げ、睨み付ける。
そして、ローブのポケットに手を突っ込むとある物を取り出した。
「これが何か分かるか？ジョーダン。分からないわけがないよな？」
ドラコはリーにそれを見せつけ、不敵な笑みを見せた。
「＿＿監督生バッジ？お前が？まさか＿＿」
リーが怪訝な顔をして言った。
ドラコは、リーの反応に得意げな笑みを見せる。
「これがあれば、他の寮の奴らにも減点を与えられる。僕の最初の減点者は、お前にしてやろう」
ドラコが脅すように言う。
しかし、リーは笑い声を上げた。
ドラコが怪訝な顔をしてリーを見る。
「＿＿年上には、口の聞き方に気をつけた方がいいぜ？」
リーは、ドラコの監督生バッジを鼻で笑い、にやりと笑って言った。
ドラコは余計に眉にシワを刻み込むと、リーに詰め寄って口を開く。
「口を挟むんじゃない！」
ドラコは吠える様に言うと、さっさと汽車の中に乗り込んだ。
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
