episode261 ページ11
.
Aが受け取って、箱を開けた。
そこには、フレッドとジョージから貰った髪留めが入っていた。
Aが湖に落ちた際に、髪留めの金具の部分が曲がってしまい、それを直すのをお願いしていたのだ。
金具の部分は新しい物に取り替えられ、髪留めは綺麗に磨かれており、貰った時の様に輝いていた。
「ありがとう！直って良かったわ」
Aは髪留めを見つめ、本当に嬉しそうに笑って言った。
喜んでいるAを見て、ビーディは自分のことの様に大きな目を細めて笑顔を浮かばせる。
Aはさっそく髪留めを付けた。
「本当にお似合いでございます」
ビーディがAを見て、嬉しそうに言った。
・・・・・・
ホグワーツに帰る日。
トランクに詰めた荷物を抱え、Aはドラコと共にキングス・クロス駅へと到着する。
九番線と十番線の間の柵の脇を通り抜け、九と四分の三番線へと出る。
そこへ、ホグワーツ特急が
汽車に乗り込む生徒達の中には、一際多い大荷物を持った初々しい新入生達の姿もある。
Aがその光景を眺めていた時、Aは肩を叩かれ、振り返った。
そこには、前よりもまた背の伸びたリーが立っていた。
「よお、A！久しぶり」
リーはにっこり笑って言う。
「久しぶりね、リー。元気だった？」
Aは久しぶりに会えた友人に、嬉しそうに笑って言った。
「もちろん、元気さ。＿＿ハリー達はさっき向こうで見たんだけど……、フレッドとジョージはまだか？」
「ええ、見てないわ」
リーは「そうか」と言って辺りを見回す。
多くの人が行き交うプラットホームでも、一際背の高いフレッドとジョージが来たなら、いとも簡単に見つけられるだろう。
「＿＿おい」
突然、Aはドラコに肩を引かれ、後ろによろめいた。
なんとか踏ん張り、転ぶことは無かったが、Aはむっとした顔で振り向く。
そこには、随分とむっつり顔をしたドラコの姿があった。
ドラコの隣には、いつの間に来たのかクラッブとゴイルが居る。
ドラコはAの隣にいるリーを見て、眉を寄せた。
「なに？」
Aはドラコと同じくらいむっつりした表情をし、ドラコを見た。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 585人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
