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しかし、ハリー、ロン、ハーマイオニーはしつこく問い詰め続けた。
「わかった、わかった」
フレッドが観念して三人を見た。
「そんなに知りたいのなら……ルード・バクマンさ」
「バクマン？＿＿ルードが関係してたっていうこと？」
ハリーが鋭く聞いた。
「いーや。そんな深刻なことじゃない。あのマヌケ。あいつにそんなことにかかわる脳みそはないよ」
ジョージが暗い声を出した。
ロンが訳もわからず眉を寄せて、「それじゃ、どういうこと？」と再び問いかけた。
フレッドはためらう表情を見せたが、再び問い詰め続けられると思ったのか、観念して口を開いた。
「俺たちがあいつと賭けをしたこと、憶えてるか？クディッチ・ワールドカップで？アイルランドが勝つけど、クラムがスニッチを捕るって？」
「うん」
ハリーとロンが思い出しながら返事をした。
「それが、あのろくでなし、アイルランドのマスコットのレプラコーンが降らせた金貨で俺たちに支払ったんだ」
「それで？」
「それで。＿＿消えたよ。そうだろ？次の朝にはパーさ！」
フレッドがイライラしながら話した。
「だけど＿＿まちがいってこともあるんじゃない？」
ハーマイオニーが言った。
ジョージが苦々しく笑う。
「ああ、俺たちも最初はそう思った。あいつに手紙を書いて、まちがってましたよって言えば、渋々払ってくれると思ったさ。
＿＿ところが、ぜんぜんだめ。手紙は無視された。ホグワーツでも何度も話をつけようとしたけど、そのたびに口実を作って俺たちから逃げたんだ」
「とうとう、あいつ、汚い手に出た」
フレッドが言った。
「俺たちは賭け事をするには若すぎる。だからなんにも払う気がないって言うのさ」
Aは何度聞いても嫌な話だなと、眉を寄せる。
「だから俺たちは、元金を返してくれって頼んだんだ」とジョージが続ける。
「まさか断らないわよね！」
ハーマイオニーが息を呑んだ。
「そのまさかだ」
フレッドが息を吐いて言った。
「だって、あれは全財産だったじゃないか！」
ロンがまるで自分のことの様に、怒りをあらわにして言った。
フレッドとジョージは、そんなロンを見ると思わず笑みを溢した。
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
