episode251 ページ1
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三人とも気を失ってしまっている。
ただ、気を失ってしまっているだけ、ではなかったが。
「＿＿こいつら三人が何をやってるのか、見てやろうと思ったんだよ」
フレッドがゴイルを踏みつけて、ハリー達のコンパートメントに入りながら、ごく当たり前の顔で言った。
フレッドに続いて、ジョージもコンパートメントに入り、絶対にドラコを踏んづけるように気をつけた。
Aはドラコ達を助けることまではしなかったものの、踏みつけることはせずにコンパートメントへと足を踏み入れた。
「おもしろい効果が出たなあ」
クラッブを見下ろして、ジョージが言った。
「だれだい、『できもの』の呪いをかけたのは？」
「僕」
ハリーが答えた。
フレッドとジョージ、それにハリーとロン、ハーマイオニーまでもがドラコ達三人に別々の呪いを掛けていたようだ。
倒れている三人は酷い有り様であるし、皆の手には杖が握られていた。
「＿＿変だな。俺は『くらげ足』を使ったんだがなあ。どうもこの二つは一緒に使ってはいけないらしい。こいつ、顔中にくらげの足が生えてるぜ。
おい、こいつらここに置いとかないほうがいいぞ。装飾には向かないからな」
ロン、ハリー、ジョージが、呪いがごた混ぜにかかって一人一人が相当ひどいありさまになっているドラコ、クラッブ、ゴイルを蹴飛ばしたり、転がしたり、押したりして廊下に運び出した。
その間に、フレッドがハーマイオニーの隣へと座り、Aを自分の隣へと引き寄せ、Aを座らせた。
ジョージ達は、コンパートメントに戻ってドアを閉める。
ドアから気絶しているドラコ達が、通路に重なっているのが見えた。
だが、Aはその光景を知らんぷりして、ドアから目を離す。
その後、フレッドがカードを取り出し、皆は『爆発スナップ』で遊び始める。
「ねえ、教えてくれない？」
ゲームの五回目始まり始め、Aのカードが三度も爆破して、Aの前髪が少し焦げ始めた頃、ハリーがジョージに言った。
「だれを脅迫していたの？」
「ああ……あのこと」
ジョージが暗い顔をした。
フレッドがAの少し焦げた前髪を直してやりながら、「なんでもないさ」と頭を振った。
「大したことじゃない。少なくともいまはね」
「俺たち諦めたのさ」
ジョージは肩を竦める。
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恂(プロフ) - 黄緑さん» コメントありがとうございます🙇♀️楽しんで読んでいただけている様で、嬉しくなりました！ありがとうございます☺️ (2022年3月26日 21時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 逆ハーものが大好きなのでフレジョに愛される夢主に萌え転がりました…逆ハー最高です… (2022年3月26日 20時) (レス) @page28 id: 4f3c0f4c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年3月5日 22時
