episode81 ページ31
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「誰ですか」とマクゴナガル先生は震え声で言う。
愕然とした顔で皆を見回し、もう一度「誰ですか」と問う。
「今週の合言葉を書き出して、その辺に放っておいた、底抜けの愚か者は」
Aはハッとした。
マクゴナガル先生の言葉に心当たりがあった。
ちらりとその人物であろう者に目を向けると、ばっちりと目があって、その人物はびくりと体を跳ねさせた。
「……ネビルロングボトム」
マクゴナガル先生はソロソロと手を上げるネビルを呆れた眼差しで見る。
ネビルは頭のてっぺんから足の先までガタガタと震えた。
その後、グリフィンドール塔で寝れた者は誰一人としていなかった。
再び城中が捜索され、先生達が慌ただしく動いていた。
グリフィンドール塔では、寮生全員が談話室で黙りこくってブラック逮捕の知らせを待っていた。
マクゴナガル先生が戻ってきたのは、明け方だった。
だが、逮捕の知らせではなく、ブラックはまたもや逃げ遂せたと言う知らせだった。
その日からホグワーツ内は警備が強化された。
ブラックを通したと思われるカドガン卿は、クビになり、太った婦人が帰ってきた。
フィルチが学校中の穴という穴に板を打ち付け、学校中の扉にはシリウス・ブラックの写真が貼り付けられていた。
太った婦人の護衛にトロールが数人雇われ、廊下を行ったり来たりしていた。
合言葉のメモをブラックの手に渡らせてしまったネビルは、マクゴナガル先生にこっぴどく叱られ、ネビルには合言葉を教えてはならないとまで言った。
おかげで、ネビルは寮に入りたくても自分だけでは入ることができず、常に誰かと一緒に寮へと帰らなくてはいけなかった。
Aも他の寮生達もネビルを心苦しく思っていたが、どうすることもできやしなかった。
・・・・・・
その週末、ホグズミードに行く生徒たちで学校は賑やかだった。
朝食に降りていくと、フレッドとジョージがパーシーに悪戯を仕掛け、げらげらと笑っていた。
その手前にハリーとロンが座っており、少し離れたところにハーマイオニーも座っていた。
ハーマイオニーの後ろを通り過ぎる時、「おはようハーマイオニー」と声を掛けた。
ハーマイオニーは少し困った様な顔をして、「おはよう」と。
Aはハリーとロンの前に腰をかけると、ハーマイオニーがハリーとロンをちらちらと窺っているのが分かった。
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恂(プロフ) - アイさん» こんばんは。コメントありがとうございます！嬉しいお言葉感謝します☺️これからもお楽しみいただけるように頑張ります☺️ (2022年1月11日 22時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - こんにちは。いつも楽しみに読ませて頂いています！主さんのペースで頑張って下さい😊 (2022年1月11日 22時) (レス) @page28 id: 115c24b020 (このIDを非表示/違反報告)
恂(プロフ) - 犬好きさん» こんばんは。コメントありがとうございます！そう言って頂けて何よりです☺️これからもよろしくお願いします😌 (2022年1月5日 0時) (レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
犬好き(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて大好きです！！ (2022年1月5日 0時) (レス) @page8 id: 1f2d5471d2 (このIDを非表示/違反報告)
恂(プロフ) - 姫唆さん» こんにちは。コメントありがとうございます！嬉しいお言葉…感謝します☺️これからもこの作品をよろしくお願いします😌 (2022年1月4日 9時) (レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年1月1日 0時
