episode79 ページ29
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パーティは一日中盛り上がり、夜中にまで至った。
マクゴナガル先生がタータン・チェックの部屋着に、頭にヘア・ネットを被った姿で現れ、もう全員寝なさいと命令しに来た。
それがきっかけでパーティはお開きになる。
流石に眠気が襲って来て、Aはよたよたしながら自室に向かった。
ジニーがベッドで眠そうに目を擦り、ハーマイオニーはもうベッドで寝息を立てていた。
さて眠りにつこう、そう思った時、寮中に響く悲鳴に目を覚まさせられる。
男子寮からの声だ。
Aは扉を開けて外を覗く。
ふと、階段を駆け降りる黒い影が一瞬だけ見えた。
男子寮からロンとハリー達が慌てて出てきて、談話室へと転がるように降りて行った。
Aはその後を追いかけ、談話室に降りた。
すると、ロンがハリーやシェーマスに囲まれながら、恐怖に震えている。
先程のただならぬ悲鳴はロンだった様だ。
Aは、「何があったの？」とロンに問いかける。
「ブラックだ！シリウス・ブラックだ！」
ロンは恐怖で目を爛々とさせながら言った。
Aはロンの言葉に耳を疑う。
男子寮からも女子寮からも、何事かと皆がガウンを引っ掛けながら談話室に降りてきた。
フレッドとジョージが寝ぼけ眼を擦りながら降りてきて、「何がどうしたんだ？」と。
「ブラックだよ！！シリウス・ブラックが僕のベッドのそばに立ってた！」
ロンは喚く。
だが、寮生達は信じられないと言う感じだった。
フレッドが、Aの肩に腕を乗っけながら、恐怖に怯える弟を見た。
「いいねえ。まだ続けるかい？」
「ほんとなんだ！！」
フレッドがからかう様に言ったが、ロンは引きつった顔をしながら、本当なんだと。
パーシーがどたどたと足音を鳴らしながら降りてきて、「みんな、寮に戻るんだ！」と大声を出した。
「パース＿＿シリウス・ブラックだ！僕たちの寝室に！ナイフを持って！僕殺されるところだった！」
殺されるところだったと言うロンの言葉に、談話室は静まり返った。
もしもロンの話が本当ならば、大問題である。
以前にもシリウス・ブラックが学校に侵入したかもしれない話はあったが、寮に侵入してきたのはこれが初めてだ。
寮の中は絶対に安全。
そう思っていたのに、ロンの言う通り、もしもシリウス・ブラックがこの寮の中へと入れていたとしたら。
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恂(プロフ) - アイさん» こんばんは。コメントありがとうございます！嬉しいお言葉感謝します☺️これからもお楽しみいただけるように頑張ります☺️ (2022年1月11日 22時) (
レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - こんにちは。いつも楽しみに読ませて頂いています！主さんのペースで頑張って下さい😊 (2022年1月11日 22時) (レス) @page28 id: 115c24b020 (このIDを非表示/違反報告)
恂(プロフ) - 犬好きさん» こんばんは。コメントありがとうございます！そう言って頂けて何よりです☺️これからもよろしくお願いします😌 (2022年1月5日 0時) (レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
犬好き(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて大好きです！！ (2022年1月5日 0時) (レス) @page8 id: 1f2d5471d2 (このIDを非表示/違反報告)
恂(プロフ) - 姫唆さん» こんにちは。コメントありがとうございます！嬉しいお言葉…感謝します☺️これからもこの作品をよろしくお願いします😌 (2022年1月4日 9時) (レス) id: db0672b5d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恂 | 作成日時：2022年1月1日 0時
