おとなりさん。6 ページ6
翌日2限のこと。
先日行われた10点満点の英単語テストが返ってきた。
そこに書かれているのは名字Aという自分の名前と、大きく赤ペンで書かれたバツ、そして0という点数だった。
うん、まあ。
テスト受けた時から結果はわかっていた。
別にいつも通りで、特になにも思っていなかった....
...が。
「えっ!?」
突然声を上げたのは隣の席の宮くん。
『どうしたの?』
声に驚き、慌てて聞いた。
「いやどうしたのって、こっちが聞きたいわ!
なんやそのテスト!!」
『え?宮くんも受けたでしょ?』
「点数のことゆっとるんや!!!」
ああ、これか。
確かに悪い点数だが、そんなに驚くこと?
『あー、嫌いなんだよね、勉強。』
「そんなあっさり!?
しかもこれ白紙やん!
せめて埋める努力しいや!」
すごい、さすが関西。
キレッキレのツッコミ。
『書いても書かなくても多分点数は変わらないから、それならテスト時間を睡眠時間にあてようと...』
「えっ、嘘やろ名前だけ書いて寝たん!?
ありえへん!!!」
ありえへんって言われても...
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←おとなりさん。5
118人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:軒下 | 作成日時:2018年1月7日 0時