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おとなりさん。3 ページ3

「あれ、こんなとこでなんの話してんのー?」






宮くんと話してたらそこへ宮くんが割り込んできた。




あ、侑の方ね。








「ツム。」






「二人仲ええなあ。

去年も微笑ましいわー思ててん。」







あ、だから学年上がってすぐなのに私なんかの名前しってたのか。








「で、なんの話?恋バナ?」




「ちゃうわ。」




「えー、じゃあなんよ。」




「なんでお前に言わなあかんねん。」









宮(治)くん、宮(侑)くんの話してたこと私に気を使って黙っててくれてるのかな...






申し訳ないけど、ありがたい。





本人に聞かれたら恥ずかしくて土に還る。









...とりあえず一旦教室に戻ろうかな。


このままだと宮(治)くんに迷惑かけちゃいそうだし。






...って、もうかけてるか。








『あの、宮くん。』







「「ん?」」






あ、そうだ、両方宮くんだった...



まあどっちにも言えばいいか。






『もうそろそろ教室もどるね。

休憩時間終わりそうだし...』





「あ、ほんまやな。」





時計を確認して宮(治)くんが言う。






「わかってへんなー、名字さん。」





『へ?』






突然の宮(侑)くんからのダメ出しに驚いて、変な声が出てしまった。






「こういう時はな、"宮くん、一緒に教室戻ろ!"って言うねん。」






「何ゆうてるんお前。」

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作者名:軒下 | 作成日時:2018年1月7日 0時

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