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おとなりさん。1 ページ1

高校2年生、春。








今日は、学年が上がって初めての席替えだった。



出席番号の席も飽きてきたのでありがたい。









黒板に書かれているはずの自分の新しい席の場所を探す。







あ、あった。








ラッキー、後ろの方だ。









ひとりでちょっと嬉しくなりながら新しい席へ移動した。








まわりの席は誰だろう?



女の子いるといいな...









そんなことを思いながら黒板を見つめていると、ふっと自分に影が落ちた。






影を作っている方を見ると、そこには背の高い男子。








「あ、名字さんやんな?」






『あ、うん。』







宮くんだ。







彼は有名な人だから知ってる。




バレー部のセッターで、なんかすごい強いらしい。


そして顔がかっこいいからすごくモテる。




あと、宮くんの双子の弟と去年同じクラスで、仲良くしてもらってた。






「隣の席やー。
よろしくなー。」






ニコッと微笑んで言われる。





この笑顔に色んな女の子が落とされていくんだろうなあ...







『こちらこそ。』




一応会釈したつもりだけど、ちゃんと笑えてたかな?



初対面だし、なにより有名人でイケメンだから、話すのすごく緊張する。







「ふ、自分愛想笑いへったくそやなぁ。」







『えっ、そうかな...』





「おん、緊張してます、て顔に思いっきり書いてあったで。」






そう言いクツクツと笑う宮くん。





しまったな、顔に出てたか...








「せっかく近くの席なれたんやし、そんな緊張せんと仲良うしてな?」






少し首を傾げて顔を覗きこむように言われる。








いきなり宮くんのイケメンフェイスが近くにきてびっくりした。







『う、うん...』







肯定はしたものの、しばらくは無理そうです...

おとなりさん。2→



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作者名:軒下 | 作成日時:2018年1月7日 0時

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