【あんスタ】誠に僭越ですが！！《七種茨》（１５-２）

｡｡｡731 ページ8

JUN




−−−−−



.




今回のドリフェスにも、夢ノ咲学院伝統の


サイリウム投票が用いられていた。





双方のユニットカラーが予め決められ、


観客はそのどちらかの色にサイリウムを灯す。






より多くの得票数、つまり


より多くのサイリウムを灯したユニットの


勝ちということ。






集計は随時、ステージ裏に


速報として張り出されていた。




.





.





乱「案外、大差というわけではないんだね」




.





.





一旦、ステージ裏へ引いた俺たち。





早速掲示されている得票数速報を見て


ナギ先輩が“率直な感想”を言う。





.





.





巴「天城先輩が1曲目からかなり煽っていたしね」









巴「ああいう“ヤンチャ売り”が新鮮な人も多いのかも知れないね」





.





.






おひいさんも動じてはいなかった。








あくまでも、後輩ユニット。



多少の花を持たせてやらないと可哀想と言ったところか。





.





まぁ、確かに。




ナギ先輩の言った通り、得票数の


数値的な面を見れば、


俺たちEdenの圧勝とまではいかないまでも、


まだまだ前半戦。







Edenの得票数は


Crazy:Bの2倍以上を押さえていた。




.





.





椎『あぁっ！燐音くん、またそうやって意地悪する〜！』





.





.






ふと、椎名さんの声と一緒に


観声やら黄色い声が聞こえる。







.





ステージ裏のモニターには、


MC中のCrazy:Bの姿が映し出されていた。







陽気な雰囲気のそれに釣られて


俺たちもぼんやり、その様子を眺めた。





.





.





七「閣下、御髪を整えましょう」




.





.





すると、ステージ裏に引っ込んだかと思えば


すぐにどこかへいなくなった茨が


やっと姿を現した。






.





.

｡｡｡732→←｡｡｡730

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す