【あんスタ】誠に僭越ですが！！《七種茨》（１５）

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JUN




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漣「…ったく、おひいさん」







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漣「ナギ先輩も、そろそろお開きにしたらどうっすかぁ？」







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漣「茨に見られたら、また面倒くせぇこと言われますよ」







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事務所のフリースペース。






ここにはアンサンブル・スクエアの


レスティングルームより、


ちょっとだけ良いケータリングが食べられたりする。





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巴「もう、うるさいねぇ、ジュンくんは」








巴「そういう口うるさいところは、毒蛇に似てきて悪い日和！」







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黒いアクリルの丸テーブルに


頬杖をついて唇を尖らせるおひいさん。







テーブルの上には、


茶菓子とティーセットが広げられていた。





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そんなおひいさんの向かいには、


クスクスと笑いながら


優雅に紅茶を嗜むナギ先輩もいた。






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漣「今日はフィッティングしながらの振り合わせっすよ？」







乱「大丈夫だよ、ジュン」








乱「私も日和くんも、そう簡単に肥えはしないよ」






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「プロだからね…♪」と、にっこり。








その後、「はい、ジュンにも」なんて言われ


品の良さそうな焼き菓子を差し出されて。







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漣「…………。」







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なんだかんだ俺はそれを受け取り、


口にポイッと放り込む。








美味い。





苺の味がした。







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巴「僕は新しい物が大好きだけど」






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巴「それにしても、」







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巴「“たかが”身内開催のライブに、衣装を新調するなんてね」







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ティーカップをゆらゆらと揺らしながら


おひいさんが言う。






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乱「“たかが”身内開催のライブ」








乱「“されど”身内開催のライブ、だよ」





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「日和くん」とナギ先輩は返した。







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