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RINNE
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「はい、お疲れさま」
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楽屋のテーブルに、
ドサッとケータリングの弁当を置くA。
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「3つもらえたから、椎名くん2つ食べても大丈夫だよ」
椎「うわぁ、マジラッキーっすね！」
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目をキラキラ輝かせて、
よだれをすすったニキは、
一目散に弁当の蓋を開けた。
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燐「3つって、ひとつはお前の分じゃねェーのかよ」
「あ、いいのいいの」
「私、今そんなに食べたくないし」
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燐「知らねェぞ、腹減ってぶっ倒れても」
「椎名くんじゃないから、だいじょーぶ」
椎「姐さん、それどういう意味っすか〜」
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唇を尖らせるニキと
そんなニキを見てAは笑った。
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《 コンコン、 》
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他愛もない話をしているところで、
楽屋のドアがノックされる。
開いた隙間から現れたのは、
さっきまで撮っていた
番組のプロデューサーだった。
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プ「ごめんね〜、ご飯中に」
「いえ、お気になさらずに」
プ「実は三枝ちゃんに野暮用お願いしたくて」
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ちょっと軽い感じのそのプロデューサー。
手にしていたドキュメントケースを差し出す。
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プ「これ一式なんだけど、」
プ「コズプロの社印もらって来て欲しくてさ〜」
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「頼んだよ」と。
さり気なく、Aの肩を軽く叩いて
あっさり退室して行きやがった。
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椎「ちょ、今のセクハラじゃないっすか…！？」
燐「お前、少し黙れ」
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口の横に米粒を引っ付けたニキを一蹴して、
なかば無理矢理押し付けられた書類を
ジッと、見つめるAに
冗談交じりに俺は声をかける。
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燐「俺が突き返して来てやろーか？」
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「ううん、大丈夫」
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そう言って、またAは笑った。
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ちょっと、嘘くさかった。
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じまさき(プロフ) - ひなさん» わあわあこんばんは…！見てくださっていたんですね…!?ありがとうございます(*^^*) (2021年3月16日 23時) (
レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
ひな - Twitterの方でフォローさせてもらっているひなです！いつも作品見ています！これからも更新頑張ってください…！！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: e74d04f149 (このIDを非表示/違反報告)
じまさき(プロフ) - ぽぶさん» はじめまして、コメントありがとうごさいます！嬉しいお言葉ばかり…！徹夜で読んで頂けるなんて…(><)こちらこそ、ご覧頂きありがとうございます！これからもお楽しみ頂けるよう尽力いたします◎ (2021年3月7日 22時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
ぽぶ(プロフ) - こんばんは!素敵な作品をありがとうございます!つい昨晩にこの作品に出会ったのですが、面白すぎて徹夜してしまいました…!もう続きが気になってしまって今もずっとハラハラしています。普段コメントは残さないのですが、つい！これからも応援しています! (2021年3月6日 22時) (レス) id: 44433ee333 (このIDを非表示/違反報告)
じまさき(プロフ) - lioさん» いつもありがとうございます！そう言って頂けてうれしいです(^^)これからもよろしくお願いします◎ (2021年2月27日 22時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じまさき | 作成日時：2021年2月22日 21時
