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HiMERU
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「この後、また別レッスンでここは使うから鍵は開けといてもらって大丈夫だから」
「みんな、忘れ物だけしないように」
「またそれぞれに連絡はするね」
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そして「じゃあ今日はお疲れさま！」と、
Aさんは慌ただしく
レッスン室を出て行ってしまった。
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桜「やっぱり忙しいお人なんやな」
椎「僕たち専属ってわけじゃないみたいっすからね〜」
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関心そうにする桜河と
相変わらず何かを咀嚼している椎名は、
少々手荒に閉じられたドアを見つめる。
俺は黙々と自分の手荷物をまとめた。
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桜「HiMERUはん、えらい淡々としとるなぁ」
桜「疲れたんとちゃうか？」
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桜河が、今度は俺に声をかけてくる。
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Hi「いいえ、HiMERUはあの程度で疲労は感じません」
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Hi「しかし、やはりESきってのプロデューサー」
Hi「アドバイスや視点が的確なもので、」
Hi「HiMERUもとても勉強になり、それを懐古していたのです」
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桜「せなや」
桜「指摘とその改善方法もわかりやすうて、」
桜「わしも今日のレッスンは、なんや今までとは違う感じがしたわ」
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「楽しかったわ」とにっこりと
可愛らしく笑いながら、額の汗を拭った。
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作者名：じまさき | 作成日時：2020年10月18日 16時
