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IBARA
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Aさんは人気者だ。
そんなことは、出会った時から
わかりきってはいた。
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しかし近頃、それが気がかりなのだ。
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UNDEADの羽風薫を始め、
各事務所の一般社員にまで
声をかけられることが
増えつつあるAさん。
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それをAさんはきちんと
あしらってはいるようだが…。
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やはり、俺の立場として
気分の良いものではない。
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即刻“迎え”に行って、
周りに見せつけてやりたい。
俺とAさんの関係というものを。
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しかし、そうするには
まだまだ自分は未熟。
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やるせない葛藤だった。
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七「…………、」
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また、息を吐く。
小さく、長いため息だった。
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何故、今この様なことを
しみじみと考えてしまったのかは
わからない。
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それだけ、俺は
Aさんのことを
想っているということ。
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七「時は金なり」
七「仕事を進ましょう」
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はたまた、“何か”を察し
俺は焦りを感じているのか…。
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…フン。
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後者など、有り得ない。
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作者名:じまさき | 作成日時:2020年10月18日 16時