見つけた光を愛して【沢北栄治】 (ページ2)

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貴女「じゃあね、リョーちゃんまた明日」

宮城「また明日」

小さな頃と重なった。

まだ沖縄にいた頃の私とリョーちゃんに

貴女「(早く答え、出さないと)」

「あれ、段原ちゃん？」

「段原ちゃんだ」

貴女「(誰だっけ)えっと、あの」

「沖縄での練習試合で会ったじゃん」

貴女「あぁ、そういえば」

「今一人？」

貴女「幼なじみが帰ったので」

「いやぁ、段原ちゃんには会いたかったんだよね、可愛いしまだ連絡先も聞いてないし」

貴女「あはは」

「この前はあの二年の沢北に邪魔されちゃったしね、ぶっちゃけどうよ、沢北よりイケメンじゃない？」

貴女「えっと、いや」

「付き合っちゃおうよ、沢北より大事にするよ」

「沢北より俺の方がバスケ上手いと思うんだよね〜」

貴女「それは無いです！！沢北先輩の努力を馬鹿にしないでください！！沢北先輩は本当にすごい人です！！」

「段原ちゃんさぁ、俺先輩だよ？そういう口の利き方はないでしょ」

貴女「でも、沢北先輩のがバスケ上手いし」

「あ？」

殴られそうになったが痛みは来ない。

沢北「俺の大事な女の子に手出すって何事？」