第15話「亀」 ページ15
ぽて、と何かが私の頭の上に乗っかったので目を覚ます。ふかふかとしたものに頭を乗せてるのに気づくと、上体を起こす。すると私の頭から落とされるように亀が私の膝の上に乗っかった
「……亀？？」
亀だ。私は亀を拾い上げると目線を合わせる。
少し眠たそうにしている亀は口をゆっくりとパクパク開けた後、そのままじっとして私の手の中で眠り始めてしまった。
「えぇ…どうしよう…亀ってことは飼い主がいる？ってことだよね？？」
立ち上がって部屋を出ようとしたが、自分が何を枕にしていたのか気になって振り返る。白いものだった。わかる、これは鶴丸国永の羽織だ。それを拾い上げて一応のため羽織る。
「亀ちゃんごめんね、飼い主探してあげるから」
私がそういうと亀はちょいと何かをされたので
肩に近づけるとのそのそと自分で移動し始めて、
定位置に付いたことを確認すると、歩き出す。
飼い主さんを早く探さないと、絶対心配してるし…
「か、亀ちゃんの飼い主さんは、亀ちゃんの飼い主さん…よし！」
大広間の扉を思いっきり開けると、そこには鶴丸国永、物吉貞宗、大倶利伽羅、その他大勢の刀剣男士が居た。ガバッと顔を開けて言った。
「か、亀ちゃんの飼い主さん、い、いませんかっ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1035人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
不思議の国の有栖さん(プロフ) - 面白いですね。よかったら友達になってくれませんか？ (2020年7月28日 5時) (
レス) id: a768fd0174 (このIDを非表示/違反報告)
マイスヤ(プロフ) - 三三七拍子さん» 髭切結構書くの楽しくて(照)更新頑張りますー！ (2019年6月26日 10時) (レス) id: 85428b8470 (このIDを非表示/違反報告)
三三七拍子 - 更新、楽しみにしています!あと、髭切出してくれて、ありがとうございます！ (2019年6月26日 9時) (レス) id: fda3082ed3 (このIDを非表示/違反報告)
マイスヤ(プロフ) - ヒタリさん» ありがとうございます！ (2019年2月22日 1時) (レス) id: 85428b8470 (このIDを非表示/違反報告)
ヒタリ(プロフ) - マイスヤさん» 気長に待ってますので、ゆっくりどうぞ。楽しみにしています！ (2019年1月19日 10時) (レス) id: f5f2d6cd03 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：煌牙 | 作成日時：2018年3月15日 1時
