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「ただいまー」
わっ、ママだ！
私は急いでパソコンを閉じて玄関へ向かった。
「ママ、おかえり」
「彩、奈子は？」
私は、左右に首を振った。
「多分、またともくんの家に行ってるんだと思う」
「あ、そう」
その時、家の電話が鳴った。
「彩、出て」
私は素直に頷いた。
多分、勝手にパソコンを使ったやましさがあったからだと思う。
「はい、立花ですが」
『僕は、彩さんと同じ塾の小塚和彦です。彩さんいらっしゃいますか？』
「彩です」
『わ、アーヤだったんだ。』
頭がクラクラした。
小塚くんの顔がいまいち思い出せない。
小塚くんは、探偵チームKZの一員。
いつも、私に会議の日程を連絡してくれる。
だから、顔はすぐに思い出せるはず、なのに。
『アーヤ？』
どうやら、何時までも返事をしない私を不思議に思って話しかけてきたようだ。
「あっ、ごめん」
『ううん…、今日、会議があるよ。多分、近況報告だと思う。』
「わざわざありがと」
『どういたしまして、じゃ、ね。』
私は、受話器を置いて自分の部屋へ向かう。
ママの「誰からだった」という大声が聞こえたけど、今はそれどころじゃない。
私は、部屋に戻ってから事件ノートを手に取る。
「確か、写真があったはず。」
しばらく探すと、前の方のページに挟んであった。
私を入れて5人が写真に写っていた。
「懐かしい…」
これは、確か中学生になる前に撮ったやつだよね。
私は、1人の男の子が目にとまる。
「いた！小塚くん」
私は、ほっと胸をなでおろした。
「忘れるなんて、ひどいよね」
本当、気をつけなきゃ。
私は、胸に写真を寄せた。
続く
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miimi(プロフ) - 桃菜さん» ありがとうございます！そうな風に言っていただけるのはとても嬉しいです！！お友達の件ですが、私でよければぜひ (2020年1月7日 19時) (
レス) id: 37a6b5b38f (このIDを非表示/違反報告)
桃菜(プロフ) - この作品面白い！更新楽しみにしてます！あとお友達なりたいです！夜遅くにごめんなさい！ (2020年1月7日 1時) (レス) id: ab659cd945 (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート(プロフ) - miimiさん» よかった！ (2019年2月27日 22時) (レス) id: 0b7cfa20f4 (このIDを非表示/違反報告)
miimi(プロフ) - ホワイトノートさん» ありがとう！入れた！！ (2019年2月27日 22時) (レス) id: b47ea436f6 (このIDを非表示/違反報告)
miimi(プロフ) - ホワイトノートさん» あの、非常に申し上げにくいことなのだけども……。パスワード忘れちゃって (2019年2月27日 21時) (レス) id: b47ea436f6 (このIDを非表示/違反報告)
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