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11. ページ12

すっかり暗くなった空。

腕時計の針はまだ18時を指しているというのに。



乾燥した、冷気を含んだ空気が頰にしみる。




騒がしい、ネオンに彩られた街の喧騒。



もうこんな時期か。

代替わりに向けて、着々と準備は進む。


今年で卒業の私も例外ではない。



椚先生の「前髪を切ってきてください」にも、ケジメをつけろ、なんてメッセージは少なからず入っていただろう。




こんな時間にここを歩くのも久しぶりだ。


何せ、ずっとプロデュースの予定が入っていたんだから。


徐々に徐々にその数は減っていき、昨日には私の放課後のプロデュースは終わってしまった。



というのも、今日スケジュール帳を確認して気づいたことなんだけど。



自然とため息が一つもれた。




「どうしたの、ため息なんかついちゃって〜」

「だ、だれ」

「まぁまぁ、そんなこと言わずにさ。

…ほら、俺たちと一緒に来ない?楽しいよ〜」



怖い。

さっきまでは憂鬱だった頭の中が、恐怖の二文字で埋まって行く。


「そんな怯えなくっても大丈夫だって!可愛い顔が台無しだよ?」


「そうだなぁ、Aさんには笑顔が似合う!」


知らない声を割って入ってきたのは、あの人たちよりも数センチ高い身長。



「三毛縞、くん…」

「こんな時間に一人で出歩いたら、危ないぞぉ?」


さっきから声をかけていた人は三毛縞くんに圧倒されたのか、すっかり居なくなった。


凛月くんが言っていたのは、こういうことか。



三毛縞くんの顔を見て安心したのか、涙が止まらない。


「…よし、とりあえずどこか暖かいところにでもいこう」

「…うん」


初めて、心の底から、人を怖いと思った。

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P--(プロフ) - いえいえ♪頑張ってください! (2017年11月21日 20時) (レス) id: 4b2a938326 (このIDを非表示/違反報告)
涼風@睡眠不足P(プロフ) - P--さん» ありがとうございます!更新が滞ってしまって申し訳ありません…。これからも何卒よろしくお願いいたします。。 (2017年11月21日 20時) (レス) id: 657a0af305 (このIDを非表示/違反報告)
P--(プロフ) - どうも!日和くん最高です!これからも更新頑張ってください! (2017年11月21日 18時) (レス) id: 4b2a938326 (このIDを非表示/違反報告)
涼風@睡眠不足P(プロフ) - p−−さん» おお…!ありがとうございます!!励みになります…これからもよろしくお願いいたします! (2017年11月7日 20時) (レス) id: 657a0af305 (このIDを非表示/違反報告)
p−−(プロフ) - 初めまして!とても面白くてハマってしまいました!これからも更新頑張ってください! (2017年11月7日 17時) (レス) id: 3280412425 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼風@睡眠不足P | 作成日時:2017年11月5日 13時

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