悪魔と私を繋ぐ糸 ページ6
A side
先程から一向に止まないmondoさんからのキス
最初は抵抗したが、mondoさんが全く譲らなかったため仕方なく私が折れることになった。
ちゅっちゅという嫌でも聞こえるリップ音と布が擦れる音、そして二人の呼吸音だけがする。
M「…なに」
目が会うと目の前の悪魔は目を細め意地悪そうに笑ってくる。顔を背けても空いている方の手で顎を掴み無理矢理にでもキスをしてくる。
M「なんで抗わないんですか?」
『あなたに辞めてって言っても辞めないから』
M「それはそう。」
そして、また唇を重ねる。けれど、さっきとなにか違う
『……mondoさ、……ん、っ』
流石に長くないか?と思い声を掛けようと口を開くと待ってましたと言わんばかりに舌をねじ込んできた。
静かなはずの部屋は私の聞きたくもない声と水がぶつかり合う音だけが響き、私の感覚神経が段々と悪魔に蝕まれていく。
異物が口から出ていくと私と悪魔を繋ぐ銀の糸ができた。その糸はしばらくするも自然に断ち、誰のものかわからないそれを私は飲み込んだ。
M「Aさんそんな顔できるんですね」
『うるさい、誰のせいだと…思ってるんですか』
肩で息をし、乱れた呼吸を整える。目がとろんと溶けていて耳まで真っ赤になっているであろう顔を見られたくなくてせめてもの対抗で顔を背ける
M「誰かな。cptかな。」
『ちがいます。ハズレ。』
M「誰だろうなぁ」
そういい悪魔は私の太ももの内側に手を置いた。
その手はすーっと少しずつ上に滑っていく。
『なにするんですか』
M「なんだと思う?」
『それは…』
ニヤニヤと挑発するかのように笑う顔と焦らしているような手の動かし方をする悪魔。
『やめてくださいよ…』
M「なにを」
『それ、』
M「それってなに」
『それ、は…』
♪。.:*・゜♪。.:*・゜
M「ぼやっ…」
急に流れてきた聞き覚えのある音楽。
M「風呂準備できたから。先入って。」
そういい私に跨っていた足を退かし、腕の拘束を解く。
意外にもレディーファーストというものが彼にあったのが驚きだ。彼の言葉に甘えてお風呂場に向かう。
M「残念だねぇw」
『う、うるさい!』
本当に抜かりないなこの男は…
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show(プロフ) - 雲海。さん» コメントありがとうございます。オチだけ練って投稿したのでとても嬉しいです!ありがとうございます! (2022年3月31日 6時) (レス) id: 8f4818c5c9 (このIDを非表示/違反報告)
雲海。(プロフ) - めっっっちゃ好きです……!最後のオチも最高でした…!ありがとうございました…🙌🙌 (2022年3月31日 0時) (レス) @page32 id: 9794e7e2e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:show | 作成日時:2022年1月6日 14時