2‐面接 ページ4
すみません、と言って入った先は誰もいないのか静まり返っていた
奥の様子を伺っているとパタパタと足音を鳴らして女性が出てきた
「はいはーい、ごめんなさいね。
お嬢さんはお一人様でよかったかしら？」
品の良さそうなお母さんと同じくらいの歳の女性だった
『あ！いえ！
私、入り口のアルバイト募集の貼り紙見てきたんです！』
勢い良く告げると
目の前の女性はふふっと上品に笑い、着いてきて。と言って店の奥に案内してくれた
向かい合う椅子に誘導され、腰をかけると、女性は私を見つめて
「お嬢さん、お名前は？」
『く、栗原Aです！』
「そう、Aちゃんね。
とっても可愛い名前」
にこにこと笑う彼女がおそらくこの店の店長だろう
(雰囲気がお店にピッタリだし！)
『あの！店長、さん。
私、ここで働きたいんです！お店の雰囲気がとっても良いし、自宅からも近くて…
お願いします！働かせてください！！』
ガバッと勢い良く頭を下げる
暫くすると「Aちゃん、顔をあげて？」と優しい声が聞こえ、ゆっくりと顔をあげる
「はい、採用！！」
パンッと両手を合わせて笑う彼女に私の顔も自然とほころぶ
ーーーーーーが、
「って言ってあげたい所なんだけど、私、ここの店長じゃないのよ。私は店長代理の和代。
アルバイトを決めるのは店長だから私は採用できないの」
ごめんなさいね、と言って眉を下げる和代さん。
『そう、なんですか…』
ガックリと肩を落とした私に「でもね、」と、言葉を続ける和代さん
「私、Aちゃんのことすっごく気に入っちゃった。だから、私から店長にAちゃんのこと、推薦しておくわね！」
下がった目線を再び和代さんに戻すと、ニコッと笑う彼女に私はもう一度頭を下げお礼を言った
連絡先を和代さんに伝え、お店から出ると外はもう暗く、私はスキップしそうになるのを堪え、じたくに向かった
ーーーーーーー
？「ぶはっ！何、あいつ…」
嬉しいことがあったのか小さく飛び跳ねて歩き去る後ろ姿
彼女が出てきた建物を見て
口元に笑みを浮かべた少年は、彼女が出てきたその建物のドアを開けた
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ぐるたる(プロフ) - うぃうぃさん» ありがとうございますぅぅ！！ドSマッキー、楽しんでいただけた様で私も嬉しいです( ^ω^ ) (2015年8月31日 20時) (
レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
ぐるたる(プロフ) - 無気力@メロンさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！新作も楽しんでいただけたら幸いです^o^ (2015年8月31日 20時) (レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
うぃうぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！うへへ、最後までニヤニヤが止まりませんでした(*´ζ`)ドSまっきー好きです。素敵なお話をありがとうございました！ (2015年8月31日 16時) (レス) id: bde54fe1f7 (このIDを非表示/違反報告)
無気力@メロン(プロフ) - 面白かったです！あと、完結おめでとうございます！ぜひ！違う小説も楽しみにしてます！ (2015年8月31日 15時) (レス) id: 3b4880e4f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐるたる(プロフ) - ヒビ龍さん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！！ぜひとも最後まで楽しんでください^o^ (2015年8月20日 13時) (レス) id: d2b26319aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐるたる | 作成日時：2015年5月27日 0時
