人間不信の少女は狼陛下の花嫁よ世界で生きています【狼陛下の花嫁】 (ページ32)

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30話ページ32

ーーー巻末おまけ小説続きーーー

そんなわけでご飯を作ることになった

『言うておきますがほんに庶民的な料理しか作れませんからの？ほんに珍しくも面白くもなんともありませんからの？

陛下「うん」

『変に期待せんといて下されの？わざわざ見学など……』

陛下「うんうん」

…のんに判うとるのか…全く、致し方ないか……此処まで来れば覚悟を決めて…見せてやろうではないか！主婦の戦場をの！

此方は食材を投げ空中で輪切りにした

陛下(十分面白いよA…‼️)

パフォーマンスで嫁の評価が上がった

ーーーお料理中ですーーー

陛下「何か手伝おーか」

『良いでする、座っておいてくださ』

誰が王様に手伝いなどさせるか……！

すると陛下が摘まみ食いをしようとしていたのを包丁を投げて阻止する

『ちゃんと大人しゅう待っとれよ…？』(殺気&ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ←効果音

あ…やってしまった……！つい家にいるときの調子で……！

陛下「は…はーい」(ぽっ

何故そこで頬を赤らめる

ーーーようやくご飯が出来ましたーーー

『済みませぬ…正直お口に合うとは思えんのですが……』

陛下「何で？おいしーよ？」

不味くはないかもしれんが…やはり比べ物にならんさ……ま、今回だけとことやから……

陛下「それに、こーゆうとってほんとの家族みたいだよね」

『‼️』

…此れが……普通の家族の…食事……

『ーーー……また作ってもいいですさ…』

陛下「ほんと！？」

ーーーそれはある日のとても平和な食事風景、なのでした

ーーー最後にお裾分けしましたーーー

季順「ふむ…中々なものですね。悪いところはありません。貴女はなんでもできるのですね……」

『ど…どうも……？』