人間不信の少女は狼陛下の花嫁よ世界で生きています【狼陛下の花嫁】 (ページ14)

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12話ページ14

陛下「Aも慣れてきたねえ、花嫁役」

『……ま、演技は得意ですし…早いところ借金を返済したいですしの…』

ーーー先日ここで高級備品を壊した此方はその弁償のための借金生活……

『…じゃが、臨時花嫁より稼げる仕事は見当たらんし…致し方ないが……』

陛下「ーーーそんなに僕のお嫁さん役は…イヤ？」

『…は？』

陛下を見据えると凄いｼｭｰﾝとしてた。

『……別に陛下が嫌いなわけではない…此方みたいな愛想がないやつより、向いてるのは沢山居ろうて……』

此方は茶を入れ、差し出し、飲む。

……？…此れは……

『陛下！それを飲むでない！』

陛下「な、何！？Aどうしたの……！？」

『……この茶…毒入りでする』

ーーー離れーーー

『言うておくが、此方はやっておらんぞ？』

季順「…まあ、犯人は皆そういうんですよ…」

『………………』

此方は季順殿を一睨みする

季順「ｿﾞｸｯ……冗談はさておいて、毒はお茶ではなく器の方に付着していました。両方にーーーつまり貴女はお茶を入れる際こっそりと器に毒を塗り陛下が飲んだのを確認後拭き取ることによって証拠の隠滅をはかろうとーーー…？(先程の目…陛下にそっくりだ)」

『しておらんと』

聞き分けが悪いな