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善逸「ねえ!本当に大丈夫なの!?Aは上弦の鬼と戦って生き残ったから大丈夫だろうけど俺は鬼初心者だよ!?死ぬよ死んでしまうよォォォォォ!!!」

ギャアギャア喚く善逸を無視しながら草木を掻き分けて進む。すると奥から鬼の音がした

善逸「イヤァ!!何この音!?何なの!?気持ち悪い!!」

『これが鬼の音だ。近くに居るから気を付けろよ』

私がそう言った途端、二体の鬼が現れた

鬼1「オイオイ、てめぇは向こうに行け!俺がコイツらを喰う!」

鬼2「いや貴様が失せろ!」

善逸「イィィヤァァ!!二体!?本気で言ってる!?A!俺を守ってね!?」

『わかった』

善逸「あら頼もしい!」

言い争っている鬼共を視界に捉えながら足を引いた


全集中・雷の呼吸.壱ノ型…霹靂一閃・三連


ドン!!と雷が落ちる音に酷似した音が響く。そして気がついた時には鬼の頸は地に落ちていた

善逸「うわぁ…凄いね、A…」

『……善逸、私はこれからこの山の鬼を全て殺すからこの場を離れる。生き残れよ』

善逸「ええ!!?Aは俺を殺す気か!?死んでしまうぞ!!俺は弱いんだからな!舐めるなよ!!」

そんなこと言われても…けど、この程度の鬼なら善逸の敵ではないだろうし…

『じゃあな』

有無を言わさず私はその場を去った。善逸の叫び声が聞こえた気がするが…気のせいだろう←

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作者名:帽子神 | 作成日時:2020年1月31日 18時

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