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かなた「先ずは隊服を支給させて頂きます。体の寸法を測り、その後は階級を刻ませて頂きます」

輝利哉「階級は十段階御座います。

(きのえ)(きのと)(ひのえ)(ひのと)(つちのえ)(つちのと)(かのえ)(かのと)(みずのえ)(みずのと)

今現在皆様は一番下の癸で御座います」

玄弥「刀は?」

かなた「本日中に玉鋼を選んで頂き、刀が出来上がるまで十日から十五日となります。更に今からは鎹鴉をつけさせて頂きます」

かなたが手を二度叩くと空から鎹鴉が飛んできた。各々の肩や腕に鴉が止まる

善逸「え?鴉?これ雀じゃね」

『…………鷲…?』

何故か善逸は普通の雀で、私は白銀の羽に金の瞳を持つ約十二尺程の大鷲だった

輝利哉「鎹鴉は主に連絡用の鴉で御座います」

するとバシッと乾いた音と鴉の悲鳴が聞こえた。不死川さんの弟が自分の鴉を殴ったのだ

玄弥「どうでもいいんだよ鴉なんて!」

不死川さんの弟はかなたを殴り、髪を乱暴に掴み上げた。その光景を目にした私は思わず殺気を込めてしまった

しかし不死川さんの弟はそれに気付かなかったのか、構わず続ける

12→←10.兄ちゃん



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作者名:帽子神 | 作成日時:2020年1月31日 18時

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