似ていないようで似ている我妻兄妹【鬼滅の刃】

4.山ほどの手が ページ4

善逸「ねえAホントに守ってくれないの！？俺死ぬよ！？死んでしまうよ！？A強いんだから守ってよ〜！！！」

『五月蝿い』

俺達は藤襲山へ向かっていた。理由は簡単、鬼殺隊に入るためだ

二年前、兄貴が借金して売られそうだった時に助けてくれた人が剣士を育てる育手って人だったから俺達は必然的に剣士になる事となった

他の奴等は家族を鬼に殺されたとかの恨みを持ったやつばかりだと聞く

『最終選別は個人の力量を計る場所だ。助け合いなんてしてたら鬼殺隊の隊士の質が落ちるだろ？』ド正論

善逸「うっ…そうだけどさ〜…やっぱ人数不足の方が深刻なんじゃないの？俺は出来る限り助けたいよ……」

『……着いたぞ』

善逸「イヤーーー!!」

助けたい…か…けど助けられるのか？今回何人選別に受けるのかは知らないが、俺の耳ならこの山全体の音を聞き取ることが出来る

二十人くらいなら守りきれるだろうが…三十とかいっちまうと厳しいな…

質が落ちても肉盾くらいにはなるだろうし…兄貴くらいに呼吸を使えるやつも居るかもしれない…うん、助けるか

山に入って少しするとゾロゾロと人が集まってきた。そして最後に水色の着物を着た狐面の男を最後に双子の子供が説明を始めた

人数はざっと二十人…いけるな

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