正反対の竈門兄妹5【鬼滅の刃】

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俺は息を殺して妓夫太郎と炭治郎の会話に耳を傾けていた

妓夫太郎「何だお前まだ生きてんのか。運のいい奴だなああ」

炭治郎「…!!」

妓夫太郎「まあ運がいい以外取り柄がねぇんだろうなあ。可哀想になあ、お前以外の奴は皆もう駄目だろうしなああ。猪は心臓を一突き。黄色い頭は瓦礫に押し潰されて苦しんでるから死ぬまで放置するぜ。虫みたいにモゾモゾしてみっともねえよなああ」

善逸は庇いきれなかったか…！

妓夫太郎「男の柱も弱かったなあ、威勢がいいだけで。毒にやられて心臓も止まって死んじまった。お陀仏だ。鬼の柱ももうじき毒が完全回って死ぬだろうなぁ。今はかろうじて生きてるがなあ。みっともねえなあみっともねえなあお前ら本当にみっともねえなあ。特にお前は特別だ。お前の背負ってる箱からはみ出してるのと鬼の柱は血縁だな？わかるぜ。鬼になってても血が近いのは。コイツらは姉か？妹か？」

そんなこと聞いてどうする気だ？

何で殺さない…？まあいい。俺ももうすぐ動けるようになる……

炭治郎「………妹達だ」

妓夫太郎「ひひひっ!!そうか、やっぱりそうか。みっともねえなあお前全然妹達守れてねえじゃねえか!!」

炭治郎「!!…」

妓夫太郎「まあ仕方ねえか。お前は人間、妹達は鬼だしなあ。鬼の妹達よりも弱いのは当然だが、それにしてもみっともねえ!!兄貴だったら妹に守られるんじゃなく守ってやれよなあこの手で。ヒヒッ!!」

そう言って妓夫太郎は炭治郎の薬指と中指を折り曲げた

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