37話【双つの黒2】 ページ5
ーーー公園ーーー
公園につくと既に太宰くん、国木田、社長…木の影に谷崎が待っていた。
太宰「ようこそ、首領。」
森「四年振りだねぇ。」
鴎外はにこやかに応じる。
森「私が買ってあげた外套はまだ使っているかい？」
太宰「もちろん…焼きました。」
すると奥から社長が出てくる。
社長「ポートマフィア首領、森鴎外殿。」
森「武装探偵社社長、福沢諭吉殿。」
ポートマフィア、武装探偵社の親玉が並ぶ。
それだけで回りの空気が一変した。
社長「ついにこの時が来たな。」
「探偵社とポートマフィア…横浜の二大異能組織の長がこうして密会していると知ったら政府上層部は泡を吹くだろうな。」
社長は此方を横目に話す。
社長「単刀直入に云おう。探偵社のある新人が貴君ら、ポートマフィアとの【同盟】を具申した。」
森「ほう。」
社長「私は反対した。非合法組織との共同戦線など、社の指針に反する。だがそれはマフィアに何度も撃たれ、斬られ、拐かされたものから為された提案だ、言葉の重みが違う。」
敦くんか。
社長「故に、組織の長として耳を傾けざるを得なかった。」
森「お互い苦労が絶えん立場ですな。」
社長「結論を云う。同盟はならずとも、一時的な停戦を申し入れたい。」
此れは……面白い提案だなぁ。
ーーー続く‼
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 112人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫好き - 澁澤さんくらいの髪をおだんごにしたら凄い大きさになりそう……w (2019年1月6日 3時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
無花果神(プロフ) - アンネさん» アンネさん、了解しました！こんな駄作を面白いと言ってくれて、有り難うございます！ (2018年7月4日 0時) (レス) id: 45ceeb30e8 (このIDを非表示/違反報告)
アンネ - とても面白いです!!あの、アンケートなのですが、澁澤さんを生き返らせてください!!!! (2018年7月4日 0時) (レス) id: b67a14933e (このIDを非表示/違反報告)
無花果神(プロフ) - ならさん» ならさん、こんな駄作を読んでくれるなど、感謝でいっぱいです！有り難うございます！此れからも頑張りますね！ (2018年7月3日 23時) (レス) id: 45ceeb30e8 (このIDを非表示/違反報告)
なら(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！アンケートの方はドストさんとのその後に1票で！！これからも頑張ってください！ (2018年7月3日 23時) (レス) id: a4889bdaa8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無花果神
| 作成日時：2018年6月20日 17時
