シズの妹は魔王だった件【転スラ】 (ページ5)

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二日後、私達の裁判が始まった。ガゼルの前まで連行されていくと、ガゼルは驚いたように私を凝視していた

そりゃそうだ。十一大魔王の一柱(ひとり)が居るんだから

ガゼル「其処の女の枷を外せ」

警備「！？し…しかし…」

ガゼル「余に口答えするか？」

警備「っす、直ぐに外します!!」

警備の人が私の枷を外してくれた。…まあ、自分でも壊せたけど

ガゼル「その姿を見せるとは…引きこもりと有名ではなかったか？」

『ガゼルは私を何だと思ってるの…友人に無理矢理連れてこられたんだよ』

ガゼル「ﾌｯ…お前の友人が我が国に居たとは、肝が冷えるな」

私たちのやり取りを見聞きして周りは唖然としていた

ガゼル「この女の怒りを買いたくなければ深くは追求するな。椅子を用意しろ」

警備「ハッ！」

私は用意された椅子に腰を掛けた。そして会議が始まる

如何にも胡散臭い弁護人がリムル達の言葉を代弁してくれるのだが…買収されてるし…

弁護人「ーーーと、このように店で寛いでおられたベスター殿に対し因縁をつけ、カイジン達は複数で暴力を加えたのです」

裁判官「事実か？」

弁護人「はい！店側からも調書を取ってございます」

やっぱりこうなった。大臣ベスター…拘留中に聞いてた通りの狡い男だね

女から嫌われるタイプだ←