燻んだ羽の持ち主は...［男主］ 【七つの大罪】

第三話 ページ5

朝起きると、ガランが居なくなっている。


『グロキシニア、ガランは何処行ったの？』

「キャメロットにメリオダスがいるので、そこに行ってるんじゃないっすかね？」

『そっかー。ありがとう』


キャメロット...

昔、何処かで聞いたことある。


「ようやっと起きたか...おはよう、A」

『おはよう！エスタロッサ兄さん』

「...お兄ちゃんって言ってくれないのか？」


突然のカミングアウトに僕は固まってしまった。

あの...あのエスタロッサ兄さんがそんなこと言うなんて...

でも、何故か兄さんの顔が赤い。


『...お、お兄ちゃん』


きっと僕も顔がトマトみたいに真っ赤になってるだろう。

熱が帯びているのか顔が暑い。


「...なにお互いに顔を赤くしてんのよ」

『メ、メラスキュラ！こ、此れは違うよ！！』


後ろからメラスキュラが出てきて僕はアワアワする。

今までのをみられたらしい。


「イチャイチャするなら他でやってよね...ホントもう...」

「俺は決っしてAとイチャついてない」

「じゃぁ今さっきのはなんなのよ？」

『うーん...』


どう言ったらいいかわからない。

アレをイチャついてる以外に何て言う？


「戯れてるだけだ」

「ふぅん。ま、そーゆーことにしとくわ」

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