燻んだ羽の持ち主は...［男主］ 【七つの大罪】

プロローグ ページ1

むかしむかし、ある村に


珍しい魔力を持った少年がいました。

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少年は、村を数々の天災から守り

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いつしか彼は、村人から“奇跡の子供”と呼ばれるようになりました。

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ところがある日、村に国からの手紙が届きました。

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『“奇跡の子供”を渡さなければ村を滅ぼす』と

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少年は村人と“約束”を交わし、国に引き渡されました。

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ところが、交わされた“約束”は果たされず

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少年は、魔力が暴走して行方不明になってしまいました。

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時は流れ、少年はどういうわけか魔神族側についていました。

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自分を売ったニンゲン達に復讐する為に

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