中原中也の弟(？)と拾われた子

暴食と星 section14 ページ15

礼於が拐われたと梶井と一緒に聞いていたAはこう言った。


A「私、礼於兄ちゃんをたすけたい！梶井さん、お姉さん、私もいっしょに行く！」


それを聞いた二人はAを宥めようとするがなかなか聞かない。


樋口「ですが…」

梶井「何故彼を助けたいんだい？」

A「だって‥すてられていた私をひろってくれた…こんどは、私が兄ちゃんをたすける！」


二人は顔を見合わせた。


樋口「しょうがありませんね…」

梶井「よぉし！それじゃあいい子にしてるんだよ！」

A「うん。いうこときくよ！ぜったい、きくよ！」


そして、最上階に連れて行かれたA。

そこには、エリスちゃんと森さん‥首領と…着物を着ているお姉さんがいる。


エリス「A！」

A「エリスさん、森さんは？」

エリス「リンタロウならあそこ」

森「礼於くんはどんな奴に拐われらのかな」

？？「あれはギルドじゃ」

A「え、ええと…も、森さん、れ、礼於兄ちゃんをたすけるおてつだいをさせてください！」

？？「この小娘は？」

森「礼於くんが拾って来た少女だよ」

？？「ほう、私は尾崎紅葉という、よろしくのぅ」

A「わ、私はAです。よろしくおねがいします‥紅葉姐さん」

森「しかし君に礼於くんを助ける理由はあるのかい？」


助けたい理由。

それは…


A「‥すてられていた私を礼於兄ちゃんたちがひろってくれてたんです。…こんどは、私がお兄ちゃんをたすけておんがえし(？)をしたいのでたすけたいです！」

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