今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:16,959 hit
小｜中｜大
七夕の願い事 #2 ページ17
.
___巻島side___
｢なんて書いたんだぁ？｣
｢願い事は言ったら叶わないんだよ？｣
覗こうとしたけど隠されるから
結局なにを書いたか知れないまま屋台に向かった。
｢ここ穴場なんだよ｣
Aに連れてこられた場所は、人も少なくて花火もよく見えるらしい。
花火が始まるまであと少し、
いちごあめを食べてる横顔も綺麗で
｢浴衣、似合ってるショ｣
｢えへへ、ありがとう｣
そう伝えると 照れたように笑う彼女が愛おしい。
｢あのね、短冊に書いた願い事、｣
｢言ったら叶わないんじゃなかったのか？笑｣
｢ん〜、先輩叶えてくれる？｣
｢なんショ？｣
隣を見るとクリっとした大きな瞳で見つめられる。
｢先輩とずっと一緒にいれますように｣
その瞬間、一発目の花火が打ち上がった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜月(プロフ) - どの話もすごいいい話しで、よかったです！巻ちゃんの話は、うるうるしちゃいました！ (2020年9月15日 17時) (
レス) id: 21145a5e2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あめ | 作成日時：2020年4月16日 23時
