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tragedy 16 ページ16

「ていうかさ、そんな簡単になんか事件の手掛かりになりそうなもの、つかめんの?」

丁度コンビニの近くまで来たところで上杉君が言った。

パトカーらしきサイレンが遠くから聞こえる。

まあ、それもそうだよね。

だって今、外は吹雪で前もあまり見えない。

こんな天気の中、外を出歩いている人がいるはずがない。

それにもし外にいたとしても視界が遮られていて何も見えなかったはず。

「まあ、損することはないんじゃない?」

翼は眉を上げて上杉君をなだめるように言った。

まあ、成果はあるかもしれないよね。

「よし、じゃあ三人でわかれて聞き込みをしよ。この吹雪だと長時間外を出歩くのは危ないから十五分後にここに集合ね。」

私は上杉君と翼とわかれて周りにいるごくわずかな人に次々と聞いてみた。

が、やはり誰にも何も手掛かりになりそうなものは聞き出せなかった。

まあ、それもそうだよね。

最初の爆破から大分時間たってるもん。

一旦腕にはめている腕時計を見ると丁度十五分が経っていた。

私は少し肩を落としながら二人と別れたところに戻った。

予想通り二人はもう戻ってきていた。

「あっ、アーヤ、どうだった?」

私に気付いた翼が言ってきた。

私は首を横に振る。

「ま、仕方ないよ。元気出してね。」

と、翼は私の背中を優しく撫でる。

もしかして私、顔に出てたの?

私は溜め息をつく。

やっぱり私ってわかりやすいのかな。

「そういえば上杉はどう?」

「収穫無しってとこ。まあ変な事聞いたけど。」

変な事?

「変な事って何。」

「今回の事件には全く関係ないこと。」

じゃあ意味なかったってことか。

「じゃあ全員駄目だったってことか。まあしょうがないよ。そろそろ戻ろ。寒すぎる。」

翼は真っ赤になって手と手を擦り合わせながら言う。

翼、手袋してないんだ。

まあ、私もだけど。

私達は吹雪の中、ゆっくりと足を動かし、転ばないように若武の家に向かった。

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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , クリスマス   
作品ジャンル:ミステリー
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名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 来てくれるの!?めっちゃ嬉しい、ありがとう! (2019年3月8日 20時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» こちらこそよろしく!話すんだったらボードで話さない?占ツクって一応チャット禁止だからさ。私がなものボード行こっか? (2019年3月5日 8時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» ありがとう!みふぅ!これからよろしくね! (2019年3月5日 6時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» 返事遅れてすみません!タメ口でいいですよ!じゃあ、なもって呼びます! (2019年3月5日 1時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 友達申請許可していただいてありがとうございます!早速ですが、タメ口で話しませんか?私の事は『なも』と呼んでください!返信待ってます。 (2019年2月23日 21時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロンY | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1  
作成日時:2018年12月25日 6時

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