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笑顔 5 ページ5

私はお母さんの車に乗り込むとすぐに病院へと向かい出した



その途中、お母さんにいろいろと言われたけど



「彩、あんまり大したことでお母さんを呼ばないでちょうだいよ?お母さんだって暇じゃないんだから。」



「ごめんなさい。」



私は苦笑いをしながら謝った



今お母さんが言ったことは嘘



どうせテレビでも見ながらソファに横になってたんだろう



お母さんの『暇じゃない』という言葉に呆れているといつの間には車は病院の駐車場に停車していた



私とお母さんは車から降りて病院の入り口へと向かった



そういえば病院に行ったのって半年ぶりだな



予防接種を受けた以来だ



私は病院に入った瞬間、消毒の匂いを感じた



この匂いを嗅ぐとやっぱり病院だなって思う



お母さんが受付で予約をとって私達はしばらく椅子に座って待った



「立花さん、立花彩さんいらっしゃいますか?」



「はい。」



私はとっさに立ち上がって看護師さんのところへ歩いていった



そして私のお母さんが後ろをついてくる



「こちらです。」



看護師さんがニッコリと笑った



やっぱり看護師って美人の人が多いんだな



私はそんなことを思いながら診察室に入った



中にはパソコンのスクリーンを見ている白衣を着ている先生がいた



その先生は私に気が付くと看護師さんのようにニッコリと笑ってくれる



「立花さんだね。そこに座って。」



私は小さくお辞儀をしてから先生が指をさした丸椅子に腰を下ろす



そして先生が私の方に身体を向けた



「今日はどうされましたか?」



「学校で急にお腹が痛くなったんです。」



私は出来るだけ短く、丁寧に説明した



先生はしばらくしてからまた口を開いた



「お腹のどこが痛い?」



私は痛かったところを触ってみた



すると先生はしばらく考え込むような表情をしてまた私に目線を向けた



「一回検査してみよっか。」



「検査ですか!?」



それを聞いた瞬間、私ではなくお母さんが驚いた顔をした



え、そこ私が言うとこじゃないの?



「はい。ですがあくまで念のためですので。」



それを聞いたお母さんも安心したみたい



「じゃあ、CTの準備してきて。」



先生が隣に立っていた看護師さんに言った



「わかりました。では立花さん、こちらにどうぞ。」



「はい。」



私は丸椅子から立ち上がり看護師さんについていった

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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , 立花彩   
作品ジャンル:泣ける話
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春香(プロフ) - 続きが楽しみです! (2019年1月25日 22時) (レス) id: 4765a852cf (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き楽しみだな!頑張ってね! (2018年11月24日 20時) (レス) id: adba53847b (このIDを非表示/違反報告)
青薔薇 - 続き、気になります!頑張ってください。 (2018年11月23日 21時) (レス) id: c4891e714e (このIDを非表示/違反報告)
ヒミツ - 更新、ファイトですq(^-^q) (2018年11月21日 23時) (レス) id: b3323c8779 (このIDを非表示/違反報告)
衣亜来 - 更新ガンバ! (2018年11月21日 18時) (レス) id: 85bf050627 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロンY x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1  
作成日時:2018年11月16日 9時

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