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黒木君の全て ページ15

私はしばらく自分の部屋で待っていると誰かが部屋のドアをノックする音がした。

誰だろう。

私は急いでドアを開けてみるとそこには黒木君のいた。

「黒木君、どうしたの?」

黒木君はすごく真剣な顔をしている。

「実は、話したいことがあるんだ。ここでいいから聞いて。」

本当にどうしたんだろう。

なんだかいつもの黒木君じゃないようにみえる。

とにかく今は黒木君の話を聞こう。

「うん、わかった。じゃあ、中に入って。」

「ありがとう。」

そして黒木君が私の部屋に入り、テーブルの前に座る。

私も黒木君の向かい側に座った。

少しの沈黙のあと、私は意を決して口を開いた。

「ねえ、話したいことって何?」

私は恐る恐る聞いた。

「アーヤ、驚かないで聞いてほしいんだ。」

黒木君は真っ直ぐ私を見る。

「実は俺、黒木財閥の令息なんだ。」

「く、黒木財閥って、あの?」

黒木君はゆっくりと頷く。

私は大きく目を見開いた。

あの大手企業の黒木財閥のご令息が今、私の目の前にいるってことだよね。

私はつい身を引いてしまった。

すると黒木君が苦笑いをする。

「そんな簡単に信じられないよね。」

その瞳には私の気のせいかもしれないが悲しみが混じっているように見えた。

「いや、私は黒木君を信じないわけじゃないよ。ただ、現実についていけなくて。」

こんな状況であっさり『あっ、そうだったんだ〜。凄いね!』なんて簡単に現実を呑み込めないよ。

「そっか。それもそうだよね。それで本題はこれからなんだ。」

本題?

本題→←親の判断は



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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , 黒木×アーヤ , 黒木貴和   
作品ジャンル:恋愛
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ミッキ(プロフ) - 復習が復讐になってますね (2022年7月16日 15時) (レス) @page22 id: 309455b65e (このIDを非表示/違反報告)
莉彩 - 私もいつか書いてみたいです (2022年2月23日 15時) (レス) @page33 id: c5d006ac64 (このIDを非表示/違反報告)
莉彩 - とっても面白かったです。マカロンyさんのほかの作品もよんだけどどれもおもしろかったです (2022年2月23日 15時) (レス) id: c5d006ac64 (このIDを非表示/違反報告)
ooooooooo - って、他の人が言ってましたね^^; (2022年2月13日 22時) (レス) id: 5ba6c307c9 (このIDを非表示/違反報告)
ooooooooo - 復習が復讐になってますヨ (2022年2月13日 22時) (レス) @page22 id: 5ba6c307c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロンY x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1  
作成日時:2018年10月2日 5時

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