同居生活始めます

誰にも言うな ページ46

上杉side

そして俺たちはぎりぎり授業前に秀明に着いた。

もうすぐ授業が始まるから周りには人がいなかった。

彩「じゃあ、またね。」

立花が急いで教室に行こうとした。

上「ちょっと待て。」

彩「どうしたの？」

立花は立ち止まり、振り返った。

上「俺たちが一緒に住んでるってことだけど。」

立花には先に言っておかないと。

上「このことは誰にも言うなよ。」

立花はなんで？って顔をして首を傾げている。

は〜、何もわかってないな、こいつ。

上「このことが知られたら立花が目立つだろ。」

彩「あっ、そうだね！あ、じゃあＫＺのみんなには？」

上「言うな！」

俺はとっさに否定した。

彩「・・・・わかった！じゃあ、またね！」

そして立花は今度こそ、教室に向かって走っていった。

これで一応大丈夫だな。

先に言っておかないと絶対に立花は何も考えずに言うからな。

そんなことしたら俺はどうなるか・・・・・

って、俺も行かねーとヤバいじゃん！！

俺は急いで階段を登り、教室へと飛んでいった。






教室には幸いなことに黒木はいなかった。

多分今日もふけてるんだろう。

でも、よかった。

秀明にまでぎりぎりに来たことを黒木に見られていたら絶対に黒木は怪しむからな。

俺らは自分の席につき、一息ついた。

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