同居生活始めます

マジか ページ13

上杉side

俺は振り返って立花を見た。

上「お前マジでここに住むことになってんのか？」

彩「うん。」

上「じゃあ、お前の家族は転勤で外国に行ってるってこと？」

彩「うん。」

てことは、親父が言ってた高校時代の同級生って立花の父さんだったってことか！？

なんでそれを早く言ってくれなかったんだよ。

立花と今日から１つ屋根の下で暮らすのか！？

できるわけねーだろ。

寝不足で死ぬわ！

俺は頭を抱え込んだ。

彩「もしかして、私じゃ嫌だった？」

へ？

俺は目線を立花に向けると涙目になっていた。

上「あ、いや、そうじゃねーよ！」

俺は慌てて否定した。

彩「ほんと？」

上「ああ、ほんとだよ。」

すると立花は安心した顔になった。

ここで嫌だなんて言ったら立花の住む場所なくなるだろ。

俺の方が立花で安心した。

知らない女と住むとか女嫌いの俺にできるわけない。

黒木じゃあるまいし。

でも、このことをあいつら(探偵KZ)に言ったら絶対にうらまれる。

いや、殺されるな。

このことは言わない方が俺の命も少しは長引くだろう。

だからなるべくあいつらにはバレないようにしないと。

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