検索窓
今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:131,148 hit

リクエストNO.3 旅行 ページ15

彩side

プルルルル プルルルル

あっ、電話だ。

私は数学のテキストを閉じ一階に降りた。

なぜ私がわざわざ苦手な数学を一旦中断して電話に出るために一階に降りているかというと理由は単純。

家には私しかいないから。

みんな私を取り残して海外に旅行に行ってしまった。

私だって海外に行きたかったのに〜!

でも、私には夏休みの宿題があるから行けないの。

ほんと、行きたかったな〜。

2週間の旅行・・・

私だけおいてくって正直・・・・酷すぎ!!

私の気分はあんまよくない。

いや、全然よくない!



ま、そこはおいといて電話。

私は一階に降りて受話器を取った。

彩「はい、立花です。私の両親は今旅行中なので用があるなら2週間後にしてください。」

私は早口でそう言うと電話を切った。

私、ご機嫌斜め。

だって酷いじゃん!

私だって行きたかったのに〜!

私の感情は怒りと拗ねが混じっている。

は〜〜〜

私は大きなため息をつきながら階段を登ろうとしたとき、

プルルルル プルル

彩「はい、立花です。私のr」

小「アーヤ、僕だよ!」

え?小塚君?

彩「小塚君!?どうしたの?」

小「どうしたの?じゃないよ。アーヤ、僕がしゃべる前に電話切っちゃうんだもん。」

小(なぜかアーヤの声のトーンが少し下がってて・・・・・怖かった。)

彩「ご、ごめん!ちょっと期限悪くて。」

小塚君に恥ずかしいところを見せてしまった。

なんて情けないんだ・・・

小「謝らなくていいよ。それより若武から集合がかかって今から若武の家に来れる?」

え!?集合!?

私の瞳は一瞬にしてキラキラと輝いた。

彩「うん!行けるよ!」

小「よかった。じゃあ、またあとでね。」

彩「うん、じゃあね。」

そして私は受話器を置いた。

やったー!!

久しぶりの集合、楽しみだな〜。

私は上機嫌で階段を登り支度をして若武の家へと向かった。

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (109 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
58人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リン - アーヤの美人度高っ (2021年10月24日 8時) (レス) @page6 id: a6b1297b7c (このIDを非表示/違反報告)
ねね - まじでいいですよね!女子1人で男友達と中学生で旅行とか!めちゃんこいいなぁーーー1度でいいから私も行ってみたーい!凄く面白かったです! (2021年2月20日 10時) (レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
ラテP - とても面白かったです!アーヤ可愛いですよね (2020年12月26日 13時) (レス) id: f555ccc325 (このIDを非表示/違反報告)
マカロンY(プロフ) - かなさん» そう言って頂けてとっても嬉しいです。ありがとうございます。 (2018年12月22日 22時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
かな - 面白かったです。私は絶対見捨てませんよ。 (2018年12月22日 16時) (レス) id: 4a2d364b24 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:マカロンY | 作成日時:2018年8月12日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。