【REBORN!】ふるえる白うさぎⅠ (ページ5)

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白うさぎ4 ページ5

みなさまこんにちは！

うさみみフードを被ってメイド業務中です←

『ふきふきー♪』

窓拭きも案外楽しいものです

タタタッ

誰かが駆けてくる足音が・・・

ぎゅーっ

ベ「ししっミーシャつっかまーえた♪」

『ほへ？ベル様、今の時間はマナー講座のお勉強では？』

後ろから抱きつかれたまま首だけをベル様のほうに向けます

ベ「げっ」

そんなあからさまに嫌そうな顔しないでくださいっ

・・・なんだかちょっぴり悔しそうですね

『ベル様、紅茶とクッキーはお好きですか？』(ﾆｺｯ

ベ「！もっちろん♪」

ベ「うまっ」

掃除道具を片付けて中庭で小さなお茶会を開いているわたしたち

ジル様とケンカでもしちゃったんでしょうか？

それともオルゲルトさんですかね？

彼はジル様を贔屓するようなことがありますから

ベ「なーミーシャ」

あれ、クッキーの食べかすがほっぺにくっついてますよベル様←

ベ「オレとジルのどっちが正統な王子だと思う？」

『わたしはおふたりとも正統な王子だと思いますよ』

こんな幼いときから競いあってたんですね

『ベル様も、ジル様もまだまだこれから成長するのですから、大丈夫です』(ﾆｺ

ベ「・・・でも、家庭教師とかあのおっさんはいつもジルが一番だって決めつけてる」

ぷいっと横を向いて噴水を眺めるベル様

オルゲルトさん＝おっさんなんですね

あと少しで笑っちゃいそうになりました！←

『なら、次はベル様が一番になるんです！それでみなさんをぎゃふんと言わせましょう！』←

『わたしもお手伝いしますから』

ねっ？とベル様の手を握って笑いかける

ベ「ミーシャは、オレが一番になると思ってんの？」

そんな不安そうな顔しないでくださいよ

だって・・・

『もちろんです！だって、ベル様はいつでも自信満々で輝いてて、楽しそうに笑ってて・・・そんなベル様がわたし、大好きで、信じてますからっ』(ﾆﾍｯ

ベ「うっ・・・(にへって笑った顔可愛いっ！！←)」

よーしこれで無事解決ですねっ♪

その後、1時間ほどベル様にテーブルマナーをお教えしてみました

すぐに覚えてくださるのはさすが天才、といったところでしょうか

あ、そうでした

後日、ベル様に話を聞いてみたところ・・・

ベ「しししっミーシャの言う通り、アイツらだけじゃなくてジルもぎゃふんって言いたそーな顔してたぜ♪」←

いつものベル様で安心しました

・・・メイドのみなさんを困らせるのはちょっとあれですがね